■演算子とは
演算子(オペレーター)とは、四則演算による計算や文字列結合、値の比較といった
プログラムにおける演算を表すための記号の事です。
対して、演算子によって処理される変数やリテラルのことを被演算子(オペランド)と呼びます。
以下を例とすると、演算子は =, + 、被演算子は $x, $y, 5 となります。
$x = $y + 5;
■演算子の種類
演算子の種類としては以下のようなものがあります。
- 代入演算子( = )
変数等への値の代入を行う演算子です$x = 10;
(詳しくはこちらの記事で説明します)
- 文字列演算子( . )
文字列同士を結合する演算子です$x = 'abc'.'def'; // abcdef
(詳しくはこちらの記事で説明します)
- 算術演算子( +, -, *, /, %, ** )
四則演算等の計算を行う演算子です$x = 10; echo $x + 5; // 15
(詳しくはこちらの記事で説明します)
- 加算子、減算子( ++, — )
インクリメント、デクリメントを行う演算子です
※ それぞれ+を2つ、-を2つ繋げた演算子です$x = 10; echo ++$x; // 11
(詳しくはこちらの記事で説明します)
- 複合演算子( +=, -=, *=, /=, .= )
算術、文字列演算子と代入演算子を組み合わせた演算子です$x = 10; $x += 5; // 10 + 5 $echo $x; // 15
(詳しくはこちらの記事で説明します)
- 比較演算子( ==, !=, <, >, <=, >= )
算術、文字列演算子と代入演算子を組み合わせた演算子です$x = 10 > 5; $echo $x; // false
(詳しくはこちらの記事で説明します)
- 論理演算子( &&, || , xor, ! )
boolean型の値同士の演算を行う演算子です$x = true && false; echo $x; // false
(詳しくはこちらの記事で説明します)
- 三項演算子( 条件式 ? trueの場合の処理 : falseの場合の処理 )
条件に応じた結果を出力する演算子です
条件式、trueの場合の処理、falseの場合の処理の三項でなりたって$x = 10; echo $x > 5 ? '5より大きい':'5以下'; // 5より大きい
(詳しくは別の記事で説明します)
- エラー制御演算子( @ )
エラーメッセージの出力を制限する演算子です$file = @file('NonExistentFile.txt');
(詳しくは別の記事で説明します)
- 実行演算子(`)
シェルコマンドを実行する演算子です$x = `ls`; echo $x; // Sample01.php Sample02.php Sample03.php
(詳しくは別の記事で説明します)
- 配列演算子( +, ==, !== )
配列の足し算や比較を行う演算子です$x = ['a' => 'apple', 'b' => 'banana']; $y = ['c' => 'orange', 'd' => 'strawberry']; $z = $x + $y; print_r($z); // Array( [a] => apple [b] => banana => orange [d] => strawberry )
(詳しくは別の記事で説明します)