2020.09.30
【PHP基礎】代入演算子とは
■代入演算子とは
変数の記事でも触れましたが、改めて代入について説明していきます。
値を変数に格納することを代入といい、コード上では「=」を用います。
この「=」を代入演算子といいます。
数学・算数では「左辺と右辺が等しい」という意味ですが、プログラムでは左辺の変数に、右辺の値を代入するという意味なので気をつけてください。
例えば以下のようなコードを書くと、「price」という名前の変数に「100」という値が代入されます。
$price = 100;
■再代入
値が代入されている変数にもう一度代入すると、値は上書きされます。
<?php $price = 100; $price = 200; echo $price; ?>
実行結果:200
■変数を代入
変数を代入することも可能です。
この場合、値を移し替えるのではなく、値をコピーして代入します。
<?php $price1 = 100; $price2 = $price1; echo $price1; echo '<br>'; echo $price2; ?>
実行結果
100
100
■複合演算子とは
算術演算子や文字列演算子と、代入演算子を複合したものを複合演算子といいます。
左辺と右辺を演算した結果を左辺に代入する役割を持っています。
複合演算子 | 使用例 | 書き換え |
---|---|---|
+= | $price += 5; | $price = $price + 5; |
-= | $price -= 5; | $price = $price – 5; |
*= | $price *= 5; | $price = $price * 5; |
/= | $price /= 5; | $price = $price / 5; |
%= | $price %= 5; | $price = $price % 5; |
.= | $str .= ‘hoge’; | $str = $str.’hoge’; |
使用例1(+=)
<?php $price = 100; $price += 50; // $price = $price + 50; と同じ処理です echo $price; ?>
実行結果:150
使用例2(.=)
<?php $str = 'hello'; $str .= 'world'; // $str = $str.'world'; と同じ処理です echo $str; ?>
実行結果:helloworld
特に+=はfor文で使用することになります。
そのため他に比べ使用する機会が多いため、しっかりおさえておきましょう。