【CCNA・CCNP試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう！【STP編】練習問題 Part 5

今回もSTP編の練習問題を書いていこうと思います。今回は、Catalystスイッチでの設定コマンドを中心に出題していこうと思います。実際のCCNP Switchの試験では、あまり複雑なコマンドではありませんが、コマンドを入力して解答する問題も出題されます。
また、拡張機能の有効化コマンドは、似ているものが多いのでしっかりと区別して覚えましょう！
今回の問題に関連する解説編はコチラ！
【CCNA・CCNP試験対策】ネットワークの基礎から学んでいこう！【STP解説編】Part 3
【CCNA・CCNP試験対策】ネットワークの基礎から学んでいこう！【STP解説編】Part 4
【CCNA・CCNP試験対策】ネットワークの基礎から学んでいこう！【STP解説編】Part 5

問題1

CatalystスイッチでSTPのモードをRSTPに変更するコマンドは次のうちどれですか。

(config)#spanning-tree rst
(config)#spanning-tree rapid-pvst
(config)#spanning-tree mode rst
(config)#spanning-tree mode rapid-pvst
(config-stp)#mode rapid-pvst

問題1の解答と解説を表示

解答）D

STPのモードを変更するコマンドは (config)#spanning-tree mode ○○ です。vlanはpvst+を動作させている場合に設定するコマンドです。modeの後にはpvst,rapid-pvst,mst が入ります。RSTPを使用する場合には、「rapid-pvst」を指定します。
他の選択肢のコマンドは全て存在しないコマンドです。また、Eの(config-stp)#というモードも存在しません。

問題2

Catalystスイッチで、BPDUフィルターをスイッチ全体で有効化する場合、設定するコマンドは次のうちどれですか。

(config)#spanning-tree bpdufilter
(config)#spanning-tree bpdufilter enable
(config)#spanning-tree bpdufilter default
(config)#spanning-tree portfast bpdufilter
(config)#spanning-tree portfast bpdufilter enable
(config)#spanning-tree portfast bpdufilter default

問題2の解答と解説を表示

解答）F

BPDUフィルターは、設定したポートからのBPDUの送信を停止する機能です。BPDUフィルターの設定方法は、スイッチ全体で有効化する方法とインターフェース単位で有効化する方法の2通りがあります。
スイッチ全体で有効化する場合、設定するコマンドは (config)#spanning-tree portfast bpdufilter default です。このコマンドを設定すると、スイッチ全体のPortfastを有効化しているポートでBPDUフィルターが有効化されます。
インターフェース単位で有効化する場合。設定するコマンドは (config-if)#spanning-tree bpdufilter enable です。こちらのコマンドは、設定したポートがPortfastを有効にしているかどうかに関わらず、BPDUフィルターを有効化します。

問題3

Catalystスイッチで、ルートガードの機能によって一時的にダウン（ルート不整合状態）されているポートの情報を確認するコマンドは次のうちどれですか。

#show spanning-tree
#show spanning-tree inconsistentports
#show spanning-tree rootguard
#show spanning-tree guard root

問題3の解答と解説を表示

解答）B

ルート不整合状態になっているポートの情報を確認するためのコマンドは #show spanning-tree inconsistentports です。このコマンドを使用することで、ポートがルート不整合（ルートガードによってブロックされている）状態になっていることや、ループ不整合（ループガードによってブロックされている）状態になっていることが確認できます。