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【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ3編】Part 2
2017.12.01

【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ3編】Part 2

【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ3編】Part 2

CCNAの勉強をしている方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
今回はレイヤ3の内容の中の、特にルータの動作やコマンドについてを出題しています。
特にshowコマンドは、表示される内容をしっかり把握しておきましょう!!

問題1

インターフェイスの現在のIPアドレスとレイヤ1と2の基本ステータスを表示する2つのコマンドはどれですか。 (2つ選択)

  1. Router#show version
  2. Router#show ip interface
  3. Router#show protocols
  4. Router#show controllers
  5. Router#show running-config
問題1の解答と解説を表示

解答)B、C

解説)BとCのコマンドを使うことによって、インターフェイスに割り当てられているIPアドレスとインターフェイスのレイヤ1、2のステータスを確認することができます。

≪間違い選択肢≫

  1. #show versionのコマンドでは、ルータのCiscoルータのIOSバージョン情報からFLASHメモリ/DRAMサイズ、ルータのアップタイム、コンフィグレーションレジスタ値など色々な情報を得ることができます。
  1. #show controllersのコマンドでは、ルータのインターフェイスのハードウェア情報を確認することができます。特にシリアルインターフェイスにおいてDCE、DTEの確認をすることができます。
  1. #show running-configのコマンドは現在動作中のコンフィグを確認する時に使います。ルータに設定した項目のほとんどを確認することができます。インターフェイスの現在のIPアドレスは確認できますが、レイヤ1、2のステータスの詳細な確認はできません。

問題2

IPアドレス10.10.80.1/19をインターフェイスに設定するルータコマンドはどれですか?

  1. router(config-if)# ip address 10.10.80.1/19
  2. router(config-if)# ip address 10.10..80.1 255.255.0.0
  3. router(config-if)# ip address 10.10.80.1 255.255.255.0
  4. router(config-if)# ip address 10.10.80.1 255.255.224.0
  5. router(config-if)# ip address 10.10.80.1 255.255.240.0
  6. router(config-if)# ip address 10.10.80.1 255.255.255.240
問題2の解答と解説を表示

解答)D

解説)選択肢を見ると、サブネットマスクの表記の仕方が正しいものを選ぶ問題であることがわかります。ルータにIPアドレスを設定するときのサブネットマスクはドットで区切った10進数で表記します。/19のサブネットマスクは2進数表記にすると、始めから19桁が全て1、それ以降がすべて0になります。「11111111 11111111 11100000 00000000」を10進数になおすと255.255.224.0になります。

問題3

次のうち、ルータでパケットに対して実行する機能はどれですか?(2つ選択)

  1. 受信したパケットのレイヤ2ヘッダーを調べ、その情報を使用してパケットのネクストホップを判断します
  2. 送出パケットのレイヤ2ヘッダーをネクストホップのMACアドレスに更新します
  3. 受信パケットのレイヤ3ヘッダーを調べ、その情報を使用してパケットのネクストホップを判断します
  4. 受信パケットのレイヤ3ヘッダーを調べ、その情報を使用して、パケットが最終的な宛先にルーティングされる完全な経路を判断します
  5. パケットが有効なネクストホップに適切に誘導されるように、送信パケットのレイヤ3ヘッダーを更新する
  6. パケットが最終的な宛先に適切に誘導されるように、送信パケットのレイヤ3ヘッダーを更新する
問題3の解答と解説を表示

解答)B、C

解説)ルータがパケットを受信すると、パケットのレイヤ3ヘッダの宛先IPアドレスと自身のルーティングテーブルを照らし合わせて、ネクストホップを決定します。ネクストホップが決定したら送り出すパケットのレイヤ2ヘッダのMACアドレスを書き換え、ネクストホップが存在するネットワークに属するインターフェイスからパケットを転送します。

≪間違い選択肢≫

  1. ルータがネクストホップの決定に使用するのはレイヤ3ヘッダになります。レイヤ2ヘッダを使用して宛先を決定するのはスイッチの動作です。
  1. F. ルータはネクストホップ(隣接する次の宛先)までのルーティングを行うため、最終的な宛先には関与しません。
  1. ルータはネクストホップへ送出するためにレイヤ2ヘッダの書き換えは行いますが、レイヤ3ヘッダの書き換えはできません。

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