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【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ3編】Part 3
2017.12.01

【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ3編】Part 3

【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ3編】Part 3

CCNAの勉強をしている方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
今回はレイヤ3編のpart3です!
今回は主にスタティックルーティングに関する問題を中心に出題していきます。
レイヤ3は範囲が広いので、内容ごとに区切りながら確実に覚えていきましょう!!

問題1

下の図から読み取れることとして正しい記述はどれですか。 (2つ選択)

  1. これはデフォルトルートの設定をしています。
  2. ip routeコマンドの場合、サブネットマスクの追加はオプションです。
  3. これにより、172.16.1.0ネットワーク上の任意のホストが、RouterAを越えるすべての宛先に到達することができます。
  4. このコマンドは正しくありません。IPアドレスではなくs0/0/0などのインターフェイスを指定する必要があります。
  5. 172.16.1.0ネットワーク上のホストがネットワーク10.0.0.0に到達できるように、同じコマンドをRouterAにも入力する必要があります
問題1の解答と解説を表示

解答)A、C

解説)ip routeコマンドでネットワークアドレス、サブネットマスクをどちらも0.0.0.0に指定することで、デフォルトルートの設定をすることができます。デフォルトルートは、ルーティングテーブルに載っていない宛先に向かうIPアドレスを全て指定するものです。この問題では、RouterBは172.16.2.0と172.16.1.0のネットワークに直接つながっているので、その2つのネットワークを知っている状態です。172.16.1.0のネットワークはスタブネットワーク(ルータの先にホストしかない状態)になっているので、そこにあるホストからどこかに通信を送る時には必ずRouterBを経由してRouterAのs0/0/0へ送られることになります。このような構成の時には、デフォルトルートの設定をしてルーティングテーブルを簡単にすることができます。

問題2

コマンドip route 192.168.100.160 255.255.255.224 192.168.10.2がルータで実行されました。ルーターにはルーティングプロトコルやその他のスタティックルートは設定されていません。このコマンドについて正しい記述はどれですか。

  1. IPアドレス192.168.10.2のインターフェイスはこのルータにある。
  2. このコマンドは、ルータのデフォルトルートを設定している。
  3. 192.168.100.160宛のパケットは192.168.10.2に送られる。
  4. このコマンドは、送信元アドレスが192.168.100.160のすべてのIPトラフィックに対してスタティックルートを作成する。
問題2の解答と解説を表示

解答)C

解説)ip routeはスタティックルートを設定するコマンドです。ip route <最終的な宛先IPアドレス、サブネットマスク> <ネクストホップのIPアドレス>のように書きます。

≪間違い選択肢≫

  1. スタティックルートの設定では、相手のルータのネクストホップを指定するため、192.168.10.2のインターフェイスは送信する相手のルータにあるアドレスになります。
  1. デフォルトルートの設定コマンドは、ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 <ネクストホップのIPアドレス>の形になるため、デフォルトルートの設定ではありません。
  1. ip routeでのスタティックルートの設定は、送信元IPアドレスではなく、宛先IPアドレスを指定して設定します。

問題3

Router1上でネットワーク192.168.202.0/24をスタティックルートのデフォルト以外のアドミニストレーティブディスタンス値で設定するにはどのコマンドを使用しますか?

  1. router1(config)#ip route 1 192.168.201.1 255.255.255.0 192.168.201.2
  2. router1(config)#ip route 192.168.202.0 255.255.255.0 192.168.201.2 1
  3. router1(config)#ip route 5 192.168.202.0 255.255.255.0 192.168.201.2
  4. router1(config)#ip route 192.168.202.0 255.255.255.0 192.168.201.2 5
問題3の解答と解説を表示

解答)D

スタティックルートを設定するコマンドは通常、ip route <最終的な宛先IPアドレス、サブネットマスク> <ネクストホップのIPアドレス>のように書きます。ただし、このコマンドはアドミニストレーティブディスタンス値をデフォルトのまま設定するときに使用するコマンドです。アドミニストレーティブディスタンス値をデフォルトから変更して設定したいときには、ネクストホップのアドレスの後に設定したいアドミニストレーティブディスタンス値を指定します。スタティックルーティングのデフォルトのアドミニストレーティブディスタンス値は1なので、選択肢の中で正しく設定をできているのは、Dになります。

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