PHPとMySQLで構築できるCalDAVサーバ「Baïkal」(インストール編)
PHPとMySQLで構築できるCalDAVサーバ「Baïkal」
「Baïkal」とは
「Baïkal」はPHP製、GPL v3のオープンソース・ソフトウェアです。
以前、DAVICALサーバについて紹介しましたが
⇒以前の記事
今回は、別のオープンソフトウェアを紹介します。
「DAVICALサーバ」の場合には、データベースにPostgreSQLを使用していましたが、
「Baïkal」の場合には、データベースにsqliteかMysqlを使用しています。
レンタルサーバなどを見てみると、データベースとしてMysqlを利用できるが、PostgreSQLは利用できないところのほうが多いので
いろいろと利用の幅も広がります。
では、「Baïkal」ですが、まず仕様です。
バイカルはPHP 5.3.1 +をベースにしており、PHPのPDOでSQLite3か、MySQLを使用しています。
これらの要件のインストールをカバーしていません。
・Webサーバ
⇒apache2以上
⇒PHP5.3.0以上
※PDOおよびSQLite3のかMySQL
※DOM(PHP-XML)
・ディスクスペースの30MB
では、早速、ソースコードのダウンロードからみていきます。
「Baïkal」のダウンロード
「Baïkal」は、本家サイトからダウンロードすることができます。
・本家サイト:
http://baikal-server.com/
ダウンロード先URL
「Download and get started」ボタンをクリックすると、ブラウザのの一番下に移動します。
3つダウンロードするボタンがあるので、環境に合わせてダウンロードします。
今回インストールするのは、CentOS上にインストールするため、次のコマンドで、ダウンロードをします。
cd /usr/local/src wget http://baikal-server.com/get/baikal-regular-0.2.6.tgz
ちなみに、今回ダウンロードしたのは、真ん中のダウンロードファイルです。
「Baïkal」のインストール
次に、「Baïkal」のインストールをしていきます。
まずは、ダウンロードした「Baïkal」のソースコードを解凍します。
tar xfz baikal-regular-0.2.6.tgz
ソースコードを解凍したら、apache2のWebディレクトリにコピーします。
cp -pr baikal-regular /usr/local/apache2/htdocs/
インストール自体は、これで終わりです。
設定に関しては、次回の記事にしたいと思います