AmazonEC2へPostgresをソースからインストールする手順(ver9.2.2)
手順7.各種設定
次の5つの設定を行いましょう。
・データベース初期化
・パス設定
・ログインユーザパスワード設定
・アクセス設定
・起動スクリプト設定
1つずつ見ていきましょう。
1つめ、データベース初期化。
$ cd /usr/local/pgsql9.2.2/bin/ $ ./initdb -D /var/lib/pgsql9.1/data --no-locale --encoding=UTF-8
2つめ、パス設定。
なくてもOKですが、一応しておきましょう。
# cp /etc/profile /etc/profile.bk # vi /etc/profile
⇒下記を追記
「PATH=$PATH:/usr/local/pgsql9.2.2/bin」
新しくshellを立ち上げて
# echo $PATH
⇒/usr/local/pgsql9.2.2/binまでのパスが通っていればOK。
3つめ、ログインユーザパスワード設定。
# psql -Upostgres ALTER USER postgres WITH PASSWORD 'postgres';
これだけだとパスワードなしでもログインできてしまいます。
アクセス設定用に次のアクセス設定を行います。
4つめ、アクセス設定。
# cp /var/lib/pgsql9.2.2/data/pg_hba.conf /var/lib/pgsql9.2.2/data/pg_hba.conf.bk # vi /var/lib/pgsql9.2.2/data/pg_hba.conf
⇒下記の設定を変更しておきましょう。
local all all md5 # IPv4 local connections: host all all 127.0.0.1/32 md5 # IPv6 local connections: host all all ::1/128 md5
※「md5」のところがデフォルトでは「trust」になっています。
「trust」はアクセス制限がないので、パスワードなしで入れてしまいます。
5つめ、起動設定。
起動スクリプトがダウンロードソースの中に含まれているので、それをコピー&編集します。
# cp /usr/local/src/postgresql-9.2.2/contrib/start-scripts/linux /etc/rc.d/init.d/postgresql9.2.2 # vi /etc/rc.d/init.d/postgresql9.2.2
⇒下記の記述を変更しておきましょう。
prefix=/usr/local/pgsql9.2.2 PGDATA=/var/lib/pgsql9.2.2/data
これで「service postgresql9.2.2 start」みたいなコマンドが実行できます。
以上設定ができたら最後にpostgesqlを再起動します。
# service postgresql9.2.2 stop # service postgresql9.2.2 start
以上でインストール~設定が完了です。
感想
単純にLinuxへのpostgreSQLインストール手順と同じですので、
別に構える必要はありませんでしたね。
少しでも参考になれば幸いです。
初級インフラエンジニアにオススメ連載リンク
ネットワーク学習の登竜門・・
ゼロからのCCNA独学講座
Linuxの取り扱いを基礎から学ぶ
Linux資格 「LPIC-Lv1」徹底解説