【第1回】AWS EC2にNginx+Tomcat+CorrettoでJava11環境を作る
この連載ではAWSのEC2を使ってJavaのWebアプリ環境を数回に渡って作成していきます。
作成する環境は以下の通りです。
EC2 : Amazon Linux 2
nginx : 1.12.2
Tomcat : 9.0.24
jdk : 11.0.4 (Corretto11)
では順に作成していきましょう。
■0. 準備
まずはAWSのEC2を用意します。以下の設定だけしてあとはデフォルトで作成しました。
・AMIにAmazon Linux 2を選択
・セキュリティグループのインバウンドで、「80」「443」「8080」を許可。
■1. Amazon Corretto11 (Java11) のインストール
まずAmazon Correttoとは何かという話ですが、一言で言うとAmazonが提供する無償のJDKとなります。⇒ 公式
Oracle JDKのサポートが有償化(商用利用の場合)されている中、Correttoは無償で使用することができるJava SE互換のあるディストリビューションとなっています。
今回はこちらを使ってJava実行環境を構築します。
今回はEC2にAmazon Linux 2を使用しているので、こちらを参考にインストールしていきます。
EC2にSSH接続したら、以下のコマンドを実行しましょう。
sudo yum install java-11-amazon-corretto
なっていない場合は、公式の手順にもある通り以下のコマンドを実行してCorretto11を選択します。
sudo alternatives --config java
再度バージョン確認してCorrettoのバージョンが表示されていればOKです。
■2. Java動作確認
念のためJava動作確認をしてみましょう。
以下のようなファイルを作成しました。
public class Sample{ public static void main(String[] args){ System.out.println("Hello World!"); } }
実行は通常通り「javacコマンドでコンパイル ⇒ javaコマンドで実行」で良いのですが、
せっかくなのでjavaコマンドで直接実行してみました。(Java11からはできるみたいです。)
(※注意点として、コンパイル済みのSample.classがあると実行できません。)
これでとりあえずJavaが実行できる環境は完成です。
Javaの実行環境が欲しいだけであればこれで十分ですが、せっかくEC2を用意したので
次回はNginxとTomcatをインストールしてWeb環境を作成してみましょう!