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【Unity実践】#16 クリア画面の作成①【ランゲーム】
2021.12.08
Lv2

【Unity実践】#16 クリア画面の作成①【ランゲーム】

今回の内容

ゲームクリア時の画面(UI)を作成していきます。
今回は UI の作成までを行い、クリアのタイミングでの表示や画面内の機能は次回作成します。
作成を進めながら、基本的な UI の使用方法を確認していきましょう。

※初めての方はこちらから
【第1回記事】導入とサンプルの紹介

完成イメージと親の作成

完成形は下図のように、クリアメッセージ、コインの獲得数、Nextボタンを表示します。

まず Canvas の子要素として空のオブジェクトを作成し、名前を ClearUI とします。
以下の配置設定とします。

GameUI や HelpUI の時と同様に、ClearUI がクリア画面の親となるよう進めます。

Clear!!のメッセージUI

ClearUI の子要素として Text を配置し、名前は ClearText とします。
配置と Text を以下の設定とします。


文字の色は「FFC73D」としました。

テキストに影を付けて立体感を出すために、Shadowコンポーネントを追加して以下の設定とします。

これで以下の表示となります。

獲得コインのUI

そのステージで獲得したコインを表示するためのUIを作成します。
ClearUI の子要素として Image を配置し、名前を ResultCoinImg とします。
配置と Image の設定を下記とします。

Source Image には、前回の記事で使用した、coin_icon を設定しています。

これも、Shadowコンポーネントを追加して影を付けておきます。

これでコインのアイコンは完成です。
次に獲得コインの枚数を表示するテキストを作成します。
ClearUI の子要素として Text を配置し、名前を ResultCoinText とします。

これもやはり、Shadowコンポーネントを追加して影を付けておきます。

これで獲得コイン関連のUIは完成で、以下の表示となります。

Nextボタンの作成

最後に、Nextボタンを作成します。
ClearUI の子要素として Button を配置し、名前を NextButton とします。
配置と Button の色の設定を変更します。

色については、以下の設定となっています。
「Normal」「Highlighted」「Selected」⇒「FFC73D」
「Pressed」⇒「FF9500」

なお、それぞれの設定色の違いは下記の通りです。

Normal Color ⇒ 通常時の色
Highlighted Color ⇒ カーソルを重ねた時の色
Pressed Color ⇒ ボタンが押された時の色
Selected Color ⇒ ボタンが選択状態の時の色(押された後など)

今回は押された時だけ強調するための設定としています。

ボタンにも影を付けるために Shadowコンポーネントを追加しておきます。

次に、NextButton の子要素の Text を編集します。

以下の設定とします。

これで、クリア時の UI は一通り完成となります。

最後に、クリア時の UI は標準で非表示とするため、
ClearUI を選択して、Inspectorビューでチェックを外して非表示としましょう。

おわりに

今回はクリア画面の UI作成までを行いました。
クリアのタイミングで UI を表示する仕組みと、獲得コインの枚数表示、
Nextボタンを押したときの処理は次回以降で作成していきます。

今回のような UI の操作に関して不安な方は以下の記事をご一読下さい。
uGUI(Rect Transform)の使い方を詳しく解説
uGUI(Text)の使い方を詳しく解説
uGUI(Image)の使い方を詳しく解説
uGUI(Button)の使い方を詳しく解説

 

 
関連リンク ➡ 「初心者のための」Unityゲーム制作 目次

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