【初級者向け】Linuxシステムの起動 ~ UEFI ~
今回の内容
・UEFIとBIOSの違い
・EFIシステムパーティションついて
覚えておきたいキーワード
・UEFI
・EFIシステムパーティション
UEFIとは
UEFIとは、BIOSの後継として作られたファームウェアです。
「Unified」 ⇒ 「統一された」
「Extensible」 ⇒ 「拡張可能な」
「Firmware」 ⇒ 「ファームウェア」
「Interface」 ⇒ 「インターフェース」
これらの頭文字を取った用語となっています。
BIOSと言えば、PCの電源を入れると最初に起動し、ハードウェアのチェックやブートローダの起動を行うプログラムのことでした。BIOSの後継と言うことは、UEFIも基本的にはBIOSと同じような振る舞いをしますが、機能的にさまざまな拡張が行われています。
例えば、以下のような点です。
・ハードディスクの容量制限が無い(BIOSでは約2TB)
・GUIで直感的に操作可能なインターフェース(マウス操作が可能)
・起動が高速
・安全な起動をサポートしている(セキュアブート機能)
など
このように機能的な違いがあるものの、役割としては同様であることから
BIOSとUEFIをまとめて「BIOS」のように総称されることが多々あるので注意しましょう。
★「BIOS」の詳細はこちら ⇒ ハードウェア設定の決定と設定~BIOSについて~
EFIシステムパーティションとは
EFIシステムパーティションはデータ記憶装置のパーティションの1つで、UEFIシステムにおいて使用される領域です。
他のパーティションにインストールされている全てのOSのブートローダや起動時に使用するデバイスドライバなど、
UEFIシステムの起動時に必要なファイルが置かれています。
(補足)
EFIとは、UEFIの元となったファームウェア規格です。
UEFIはEFIの仕様に基づいて、BIOSとの互換性を持たせる形で作成されたファームウェアであり、
両者は同意義で使われることが多いです。
まとめ
UEFIとは何かを、BIOSと併せて押さえておきましょう!
EFIシステムパーティションについては、資格試験で問われる可能性がありますので、
最低限、UEFIシステムで「ブートローダ」が置かれている場所、とだけでも認識しておきましょう!
それでは今回はこのあたりで。