AccessのSQLビューの使い方の確認と、SQLの基本的な練習問題になります。
後半に行くにつれて難易度が高めになっています。
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■使い方
①クエリ「SQL練習」の「SQLビュー」を開きましょう。
②SQLを打ち込んで「実行」をクリックすると、入力したSQLが実行されます。
■問題1
全員分の社員コードと社員名を検索してください。
解答例
[sql]SELECT 社員コード,社員名 FROM 社員一覧;[/sql]
最も簡単なSELECT文です。
社員コードと社員名の2カラムから全レコードを検索します。
■問題2
男性(女性)の社員コードと社員名を検索してください。
↓男性
↓女性
解答例(男性)
[sql]SELECT 社員コード,社員名 FROM 社員一覧 WHERE 性別=’男性'[/sql]
レコードの絞り込みを行うにはWHERE句を使います。
解答例(女性)
[sql]SELECT 社員コード,社員名 FROM 社員一覧 WHERE 性別=’女性'[/sql]
WHERE句の「男性」の箇所が「女性」に変わっただけです。
■問題3
年齢の降順で社員コード,社員名,年齢を表示してください。
解答例
[sql]SELECT 社員コード,社員名,年齢 FROM 社員一覧 ORDER BY 年齢 DESC;[/sql]
並べ替えを行うにはORDER BY句を使います。
降順なので DESCを忘れずに付けましょう。
■問題4
年齢の昇順で30歳以上の社員の社員コード,社員名,年齢を表示してください。
解答例
[sql]SELECT 社員コード,社員名,年齢 FROM 社員一覧 WHERE 年齢>=30 ORDER BY 年齢;[/sql]
WHERE句とORDER BYを組み合わせています。
WHERE句を先に書かないと構文エラーになるので注意しましょう。
■問題5
年齢の昇順で30代(30～39歳)の社員の社員コード,社員名,年齢を表示してください。
解答例1
[sql]SELECT 社員コード,社員名,年齢 FROM 社員一覧 WHERE 年齢>=30 AND 年齢<40 ORDER BY 年齢;[/sql]
WHERE句で条件式を複数組み合わせる問題です。
「かつ」のときは「AND」、「または」のときは「OR」を使いましょう。
解答例2
[sql]SELECT 社員コード,社員名,年齢 FROM 社員一覧 WHERE 年齢 BETWEEN 30 AND 39 ORDER BY 年齢 ASC;[/sql]
今回のような１つのカラムの中で範囲を指定する場合、BETWEENを使うこともできます。
■問題6
全員分の社員コード,社員名,部署名を検索してください。
解答例
[sql]SELECT 社員コード,社員名,部署名 FROM 社員一覧 LEFT OUTER JOIN 部署一覧
ON 社員一覧.部署ID = 部署一覧.部署ID ORDER BY 社員コード;[/sql]
テーブルを結合する問題です。
部署IDが振られていない「村田」さんのレコードを表示するために、(左側)外部結合を使っています。
■問題7
社員数を検索してください。
解答例1
[sql]SELECT COUNT(*) AS 社員数 FROM 社員一覧;[/sql]
社員一覧テーブルの全レコード数を数えればいいので、COUNT関数を使用しています。
細かいですが、ASを使うことで任意のカラム名を設定できます。
解答例2
[sql]SELECT COUNT(社員コード) AS 社員数 FROM 社員一覧;[/sql]
COUNTの引数に特定のカラム(今回は社員コード)を指定した例です。
「部署ID」を指定すると13になってしまうので注意しましょう。
■問題8
男性(女性)社員の人数を検索してください。
↓男性
↓女性
解答例1
[sql]SELECT COUNT(*) AS 男性社員数 FROM 社員一覧 WHERE 性別=’男性’;[/sql]
問題7のCOUNT関数に、WHERE句を組み合わせています。
解答例2
[sql]SELECT COUNT(*) AS 女性社員数 FROM 社員一覧 WHERE 性別=’女性’;[/sql]
解答例1の男性が女性に変わっています。
■問題9
住所ごとの人数を表示してください。
解答例
[sql]SELECT 住所,COUNT(*) AS 人数 FROM 社員一覧 GROUP BY 住所;[/sql]
GROUP BY句を使う問題です。
今回のように集計関数と組み合わせて使うことが多いです。
■問題10
性別ごとの平均年齢を表示してください。
解答例
[sql]SELECT 性別,AVG(年齢) AS 平均年齢 FROM 社員一覧 GROUP BY 性別;[/sql]
問題9と同じく、GROUP BY句を使う問題です。
平均を求めるにはAVG関数を使います。
■問題11
部署ごとの人数、平均年齢を表示してください。
解答例
[sql]SELECT 部署名,COUNT(社員コード) AS 人数,AVG(年齢) AS 平均年齢 FROM 社員一覧 RIGHT OUTER JOIN 部署一覧
ON 社員一覧.部署ID=部署一覧.部署ID GROUP BY 部署名;[/sql]
テーブルの結合とGROUP BY句による集計を組み合わせた問題です。
部署一覧の部署名を全て表示したいので、(右側)外部結合を使っています。
■問題12
人数が最大の部署の人数を表示してください。
解答例
[sql]SELECT MAX(人数) FROM (SELECT COUNT(*) AS 人数 FROM 社員一覧 GROUP BY 部署ID);[/sql]
サブクエリを使った問題です。
サブクエリで部署ごとの人数を検索し、その中(人数カラム)での最大値をMAX関数で集計しています。
■問題13
人数が最大の部署の部署名,人数,平均年齢を表示してください。
解答例
[sql]SELECT 部署名,COUNT(社員コード) AS 人数,AVG(年齢) AS 平均年齢 FROM 社員一覧
RIGHT OUTER JOIN 部署一覧 ON 社員一覧.部署ID=部署一覧.部署ID GROUP BY 部署名
HAVING COUNT(社員コード)= (SELECT MAX(人数) FROM (SELECT 部署ID,COUNT(*) AS 人数 FROM 社員一覧 GROUP BY 部署ID));[/sql]
サブクエリと結合、HAVING句を組み合わせた問題です。
問題11の結果に対してHAVING句でフィルターをかけている形ですがその中で問題12のサブクエリを使っています。
後半はやや難し目ですが、ここまで問題無くできていればSQLの基礎知識は問題無いと思います！
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