PowerShellコマンド解説 Get-ChildItem
PowerShellコマンド解説 Get-ChildItem
PowerShell Core(PowerShell 6)の、Get-ChildItem
コマンドを解説する。
概要
あるディレクトリ(フォルダ)の中にある、
ファイルとフォルダの一覧を見るために使う。
エイリアス
エイリアスは、短くコーディングするために存在する、
コマンドの別名である。
以下のエイリアス(別名)で、
Get-ChildItem
の部分を置き換えても、
まったく同じ結果になる。
ls
dir
gci
childitem
実例
コマンドの実例を紹介し、
その結果もキャプチャ画像で紹介する。
前提となるディレクトリ
C:\PowerShellDemo
C:\PowerShellDemo\sample_folder
C:\PowerShellDemoSecond
基本的な使い方
今いるディレクトリの中にある、
すべてのディレクトリとファイルを
検索して表示するとき、
単にGet-ChildItem
を入力する。
ここでは、C:\PowerShellDemo
にいるので、
この中のすべてのディレクトリとファイルが表示される。
コード
Get-ChildItem
表示結果
サブディレクトリの中まで見るとき
あるディレクトリAの中に、別のディレクトリBがある場合、
通常はBの中にあるディレクトリやファイルは表示されない。
表示したい場合は、-Recurse
オプションをつける。
ここでは、C:\PowerShellDemo
と、
その中のディレクトリのC:\PowerShellDemo\sample_folder
の
双方が検索され、それぞれの中にある全ディレクトリとファイルが
一覧として表示される。
コード
Get-ChildItem -Recurse
表示結果
今いるディレクトリ以外を検索するとき
今いるディレクトリ以外を検索するときは、
オプションの-LiteralPath
の後に、ディレクトリを入力する。
たとえば、以下ではC:\PowerShellDemoSecond
の中を検索したいので、
-LiteralPath C:\PowerShellDemoSecond
を付け加えている。
コード
Get-ChildItem -LiteralPath C:\PowerShellDemoSecond
表示結果
特定の種類のファイルだけ見るとき
特定の種類のファイルだけ見るときとは、
-Filter "*.拡張子"
とコマンドの後ろに付け加える。
例えば、マークダウンファイルだけ検索したいときは、
-Filter "*.md"
とする。
コード
Get-ChildItem -Filter "*.md"
表示結果
ファイルだけ見るとき
ファイルだけ見るときは、
-File
オプションをコマンドの後ろにつける。
コード
Get-ChildItem -File
表示結果
フォルダだけ見るとき
フォルダだけ見るときは、
-Directory
オプションをコマンドの後ろにつける。
コード
Get-ChildItem -Directory
表示結果