普通にプロンプトでsadcコマンドを実行しようとしたら、
原因を探ります。
sadcはsysstatパッケージに含まれている
sadcはsysstatというパッケージに含まれているらしいので、まずはこちらがインストール済みであるかを検証します。
上の画像のように、バージョン番号とともにパッケージ名が出力されればインストール済みです。出力なしの場合は、yumを使用してsysstatパッケージをインストールしましょう。
whichコマンドを使用して、PATH内に実行形式のsadcファイルが存在するかを調べる
command not found ということは、環境変数PATHで定義されたディレクトリ内に実行ファイルが存在しないことが考えられます。で、実行してみると…
やっぱりないです。
sysstatパッケージでインストールされたファイルの一覧を確認する
仕方がないので、rpmコマンドを使用してsysstatパッケージでインストールされたファイル一覧の中から、sadcコマンドのパスを確認します。
見つかりました。/usr/lib/sa/sadcらしいです。どうりで実行できない訳だ。。。
実行 & 確認してみよう
やっと見つかったので、検証してみます。まずは実行。
/tmp/sadc.logに結果を出力しました。これをsarコマンドを使用して出力します。
うまく実行できているみたいですね。
まとめ
今回はsadcコマンドを例に挙げてみましたが、その他のコマンドがcommand not found の際にも、この手順が流用できるかと思います。
また、sadcコマンドはsarのバックエンドで動作するらしいので、どうしても手動で実行しなければならない場合を除いて、今回のような実行方法をとらなくても大丈夫そうです。