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【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ3編】Part 4
2017.12.01

【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ3編】Part 4

【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ3編】Part 4

CCNAの勉強をしている方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
前回に引き続き、今回もルーティングが中心になっています。
今回からはダイナミックルーティングをやっていきます!
シナリオ問題でもよく問われる分野なので、しっかりと押さえていきましょう!!

問題1

アドミニストレーティブディスタンスは何を表していますか。

  1. 2つの隣接するルータ間のリンクのコスト
  2. 他の機器から通知されたネットワークに到達するためのコスト
  3. 管理上設定されているネットワークに到達するためのコスト
  4. ルーティングにおける信頼性の尺度
問題1の解答と解説を表示

解答)D

解説)アドミニストレーティブディスタンス(AD値)はルーティングプロトコルの信頼性を表す数値です。1台のルータにスタティックルートとダイナミックルートを混在させることもできますし、複数のルーティングプロトコル(RIP、OSPF、EIGRP等)を混在させることもできます。その際にどのルーティングプロトコルを使用するかを決定するために信頼度を表すAD値を参照します。その結果、AD値の低いルーティングプロトコルが採用されます。デフォルトのAD値は、RIPが120、OSPFが110、EIGRPが90になっています。

問題2

RIPv2について、正しい記述はどれですか。(3つ選択)

  1. ルーティングアップデートにブロードキャストを使用する。
  2. 自動集約をサポートしている。
  3. クラスレスなルーティングプロトコルである。
  4. RIPv1よりも小さいアドミニストレーティブディスタンスを持つ。
  5. RIPv1と同じ最大ホップ数を持つ。
問題2の解答と解説を表示

解答)B、C、E

解説)RIPバージョン2はRIPバージョン1からいくつかの機能を拡張したものです。拡張された点は、クラスレスルーティングプロトコルになったこと、VLSMをサポートすること、不連続サブネットをサポートすること、認証機能をサポートすること、アップデートの送信にマルチキャストを利用することなどです。RIPv6になっても、アドミニストレーティブディスタンス値は変わりません。

問題3

リンクステート型のプロトコルを実行しているルータは、トポロジデータベースを構築および維持するためにどのような情報を使用しますか?(2つ選択)

  1. ハローパケット
  2. 他のルータから送られるSAPメッセージ
  3. 他のルータからのLSA
  4. ポイントツーポイントリンクで受信した信号。
  5. 他のリンクステートルータから受信したルーティングテーブル
  6. 指定されたルータからのTTLパケット
問題3の解答と解説を表示

解答)A、C

解説)リンクステート型のルーティングプロトコルの特徴は、始めにハローパケットを送信し合い、隣接ルータとネイバー関係を構築することです。その後、ネイバー関係を築くことができた全てのルータからLSAというルータの全てのインターフェイス情報を収集します。収集したLSAをトポロジテーブルに収納し、その情報からトポロジマップ(全体のネットワーク構成)を作成します。また、ハローパケットをデフォルトでは10秒おきに送信し合うことで、ネイバー関係を築いたルータがダウンしていないかを確認し合っています。

問題4

OSPFを実行するためにルータを正しく構成し、ネットワーク192.168.16.0/24をOSPFエリア0に追加するためには、どのコマンドが必要ですか。(2つ選択)

  1. Router(config)# router ospf 0
  2. Router(config)# router ospf 1
  3. Router(config)# router ospf area 0
  4. Router(config-router)# network 192.168.16.0 0.0.0.255 0
  5. Router(config-router)# network 192.168.16.0 0.0.0.255 area 0
  6. Router(config-router)# network 192.168.16.0 255.255.255.0 area 0
問題4の解答と解説を表示

解答)B、E

解説)OSPFの設定をするためには、まず、(config)# router ospf <プロセスID>のコマンドで、ルータコンフィグレーションモードに移行します。プロセスIDには、1~65535までの数字が設定できます。その後、(config-router)# network <ネットワークアドレス> <ワイルドカードマスク> area[エリア番号]のコマンドでネットワークを指定します。

≪間違い選択肢≫

  1. プロセスIDに0は使用できません。
  1. プロセスIDの設定なので、areaは間違いです。
  1. エリア番号を表すareaの単語が抜けています。
  1. ネットワークはサブネットマスクではなく、ワイルドカードマスクを使って指定します。

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