【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ3編】Part 1
CCNAの勉強をしている方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
今回からレイヤ3に関する問題を中心に出題していきます。
まずは、IPアドレスやサブネットマスクを完璧にしよう!!
問題1
172.16.159.159/22のネットワークアドレスは何ですか。
- 172.16.0.0
- 172.16.128.0
- 172.16.156.0
- 172.16.159.0
- 172.16.159.128
- 172.16.192.0
問題1の解答と解説を表示
解答)C
解説)第1オクテットが172で始まり、/22のサブネットマスクが指定されているので、クラスBのネットワークが分割されていることがわかります。本来のクラスBのサブネットマスクは/16なので、22-16=6、26=64になり、第3オクテットを64分割していることになります。172.16.159.159のアドレスは、172.16.156.0 ~ 172.16.159.255のサブネット内に含まれています。よって、このサブネットのネットワークアドレスは、Cの172.16.156.0になります。
問題2
管理者は、/ 26マスクでサブネット化された192.168.4.0ネットワークを使用して作業しています。同じサブネット内のホストに割り当てることができるアドレスはどれとどれですか。(2つ選択)
- 192.168.4.61
- 192.168.4.63
- 192.168.4.67
- 192.168.4.125
- 192.168.4.128
- 192.168.4.132
問題2の解答と解説を表示
解答)C、D
解説)第1オクテットが192で始まり、/26のサブネットマスクを指定しているため、クラスCのネットワークが分割されています。本来のクラスCのサブネットマスクは/24なので、26-24=2、22=4になり、第4オクテットを4分割していることになります。なので、それぞれのネットワークアドレスは、
192.168.4.0、192.168.4.64、192.168.4.128、192.168.4.192の4つになります。このそれぞれのネットワーク内のホストに同時に割り当てることができるのは、CとDの2つになります。
≪間違い選択肢≫
- B. どちらも192.168.4.0のサブネットに入っていますが、Bはブロードキャストアドレスになり、ホストに割り当てることができないので、間違いになります。
- F. どちらも192.168.4.128のサブネットに入っていますが、Eはネットワークアドレスであり、ホストに割り当てることができないので、間違いになります。
問題3
ネットワーク管理者が、ネットワークに300台のワークステーションの拡張を要求しました。ワークステーションは1つのブロードキャストドメインに含まれている必要がありますが、各ワークステーションにはそれぞれ独自のコリジョンドメインが必要です。拡張は、この要件を満たしながら、可能な限り費用対効果の高いものにする必要があります。どの3つの項目が適切に要求を満たしますか。(3つ選択)
- 255.255.254.0のサブネットマスクを持つ1つのサブネットを利用する。
- 255.255.255.0のサブネットマスクを持つ2つのサブネットを利用する。
- 48ポートのハブを7台利用する。
- 48ポートのスイッチを7台利用する。
- ルータを1台利用する。
- ルータを7台利用する。
問題3の解答と解説を表示
解答)A、D、E
解説)255.255.254.0のサブネットを利用することで、510台のホストを接続することができます。また、全てのホストが同じブロードキャストドメインに含まれるという条件から、サブネットの数は一つになり、必要なルータは1台になります。さらに、ホストごとに独自のコリジョンドメインに分割するためには、レイヤ2機器であるスイッチを使う必要があります。
≪間違い選択肢≫
- 255.255.255.0のサブネットマスクでは、254台のホストを接続することができ、2つのサブネットを利用すれば300台のホストを利用できますが、それでは1つのブロードキャストドメインに含むという条件を満たすことができません。
- ハブはレイヤ1機器になるので、コリジョンドメインの分割をすることができません。
- 必要なブロードキャストドメインは1つなので必要なルータの数は1台になります。この条件下でルータを7台も用意する必要はないため、Fは不適切です。
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