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【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ1,2編】Part 3
2017.11.27

【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ1,2編】Part 3

【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ1,2編】Part 3

CCNAの勉強をしている方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
今回もレイヤ1、レイヤ2に関する問題を中心に出題していきます。
ネットワークを基礎から学んでいきましょう!!

問題1

スイッチにIPアドレスを割り当てる目的は何ですか。

  1. ローカルホストにデフォルトゲートウェイアドレスを提供するため。
  2. スイッチのリモート管理を可能にするため。
  3. スイッチに2つのホスト間でのARP要求への応答を可能にするため。
  4. 同じLAN上のホスト同士の通信を保証するため。
問題1の解答と解説を表示

解答)B

解説)スイッチはレイヤ2の機器であるため、パケットの送受信の際に宛先を決定するためにMACアドレスを使用します。IPアドレスを使用しないので、ネットワーク層を利用しません。スイッチでIPアドレスが必要になるのは、Telnetなどによるリモート管理が目的です。

≪間違い選択肢≫

  1. デフォルトゲートウェイとして設定するのはレイヤ3機器になります。レイヤ2スイッチをデフォルトゲートウェイとすることはありません。
  1. ARP要求に対してARP応答を返すのは、宛先ホストかそのネットワークのデフォルトゲートウェイに設定されているルータです。スイッチにIPアドレスを割り当てる主な目的にはならないので、適しているとは言えません。
  1. スイッチによる通信の転送はMACアドレステーブルによって行われます。MACアドレステーブルの作成にIPアドレスの設定は必要ないので、間違いになります。

問題2

あるスイッチには48のポートと4つのVLANがあります。このスイッチ上に存在するコリジョンドメインとブロードキャストドメインの数はいくつですか。(コリジョンドメイン、ブロードキャストドメインの順です)

  1. 4,48
  2. 48,4
  3. 1,48
  4. 48,1
  5. 4,1
問題2の解答と解説を表示

解答)B

解説)スイッチはポートごとに個別のコリジョンドメインを持ちます。そのため、このスイッチでは48個のコリジョンドメインが存在します。VLANは、スイッチで仮想的にネットワークを分けることができる技術です。VLANを使用することでルータと同じようにL2スイッチでもブロードキャストドメインの分割を行うことができます。VLANは別個のブロードキャストドメインを持ちます。そのため、このスイッチでは、4つのブロードキャストドメインが存在します。

問題3

接続されたトランクポートでは、VLANトラフィックにタグを付けるためにどの方法を使用しますか.。

  1. IEEE 802.1w
  2. IEEE 802.1D
  3. IEEE 802.1Q
  4. IEEE 802.1p
問題3の解答と解説を表示

解答)C

解説)スイッチのポートにはアクセスポートとトランクポートの2種類があります。アクセスポートは、単一のVLAN通信を行うポートです。トランクポートは、複数のVLAN通信を1つのポートでまとめて行うことができるポートです。トランクポートでは複数のVLANの通信を1つのリンクで共有するため、フレームにタグと呼ばれるVLAN識別情報をつけます。タグ付けをするプロトコルにはIEEE 802.1QとISLの2種類があり、標準化されたものがIEEE 802.1Qです。ISLはCisco独自のプロトコルです。

≪間違い選択肢≫

  1. IEEE 802.1wはラピッドスパニングツリーでの通信プロトコルに関する規格です。
  1. IEEE 802.1Dはスパニングツリーでの通信プロトコルに関する規格です。
  1. IEEE 802.1pはパケット優先順位制御(QoS)に関する規格です。

問題4

シスコのスイッチでは、接続されたVoIP電話がシスコまたは他のベンダーからのものであるかどうかをどのプロトコルによって判別できますか。

  1. RTP
  2. TCP
  3. CDP
  4. UDP
問題4の解答と解説を表示

解答)C

解説)Cisco Unified IP Phone(IP電話)はCDPを使用して、補助VLAN ID、ポートごとの電力管理の詳細、およびQoS(Quality of Service)設定情報などの情報をCisco Catalystスイッチと通信します。

≪間違い選択肢≫

  1. RTPは音声や動画などのデータストリームをリアルタイムに配送するためのデータ通信プロトコルであり、接続された機器のベンダーを判断するものではありません。
  1. TCPはトランスポート層で動作するプロトコルです。通信の信頼性を提供するために用いられます。
  1. UDPもTCPと同じようにトランスポート層で動作するプロトコルです。TCPと比べ、信頼性は高くありませんが、速さやリアルタイム性を求める通信に用いられます。

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