Python入門 Djangoを使う(その1)
はじめに
不定期連載のPython入門第10回目です。
こまごまとした構文学習をすっとばして、Djangoを使ってみましょう。
今回の内容:
・Djangoとは?
・Django用環境準備
Djangoとは?
DjangoはPythonをベースにしたWebフレームワークです。
Webフレームワークとはなんぞやというと、Webアプリケーションを簡単に作れる仕組み(簡単に作れるように準備されたプログラム群)のことです。
Webアプリケーションとはなんぞやというと、代表的なものはWebサイトです。ブラウザを使って表示することが一般的です。
巷にWebサイトが溢れかえっていますが、どれも似たような仕組みが多かったりしますよね。ログインが必要だったり、フォームが必要だったり。そういったものを簡易的に実装できるのがフレームワークのいいところです。
フレームワークは言語毎にたくさんありますが、Pythonというプログラミング言語のフレームワークとして今最も認知度が高いフレームワークが「Django」なのです。
なんとなくDjangoのイメージが湧いてきましたでしょうか?
ちなみに読み方は「ディージャンゴ」ではなくて「ジャンゴ」のようです。「D」読まないんですね。
Django用環境準備
ではDjangoを使うための環境を準備していきましょう。
今回はMacで環境構築していきます。
まず、仮想環境用のディレクトリを作成します。
$ mkdir django_test $ cd django_test $ python3 -m venv djangoenv $ ls djangoenv
仮想環境での操作にうつります。
$ source djangoenv/bin/activate
以下のような記述になればOKです。
(myvenv) 〜〜
pipコマンドを使って、djangoをインストールします。
今回は最新版の1.10を指定しました。
$ pip install django==1.10 Collecting django==1.10 Downloading Django-1.10-py2.py3-none-any.whl (6.8MB) 100% |████████████████████████████████| 6.8MB 70kB/s Installing collected packages: django Successfully installed django-1.10
これで準備完了です。
まとめ
今回はPythonのWebアプリケーションフレームワークのDjangoのインストールまでを学習しました。
チュートリアル的な環境構築自体は比較的簡単にできますが、ApacheやNginxとの連携となってくると少々厄介かもしれません。