windows10のアニバーサリーアップデートにより、コマンドプロンプトにてbashが利用できるようになりました。
その名もubuntu on windows!
私が普段使用しているのはCentOSですが、bashが使用できると聞いて試してみない訳にはいきません。早速つかってみました!
〇環境確認
言語設定を確認してみましょう。
echo $LANG
ja_JP.UTF-8
言語環境は日本語、文字コードUTF-8となっています。
コマンドサーチパスを確認します。
echo $PATH
/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin
こんな感じになっています。
使えるコマンド数をxenクライアントのubuntuと比較してみましょう。
bash on ubuntu on windows:1078
bash on ubuntu on xen:2101
案の定、割と使用できるコマンドには限りがありそうです。
dfコマンドとfreeコマンドを確認してみます。
当然ですが、ホストのwindowsのリソース状況が出力されます。
/etc/fstabの記述を確認して、自動マウント設定がどうなっているのか見てみます。
どうやらext4ファイルシステムで動作してるっぽいですね。
プロセスも見てみましょう。
プロセスに関しては、windows環境で処理を行っているものは一覧表示されません。
簡単なシェルスクリプトをデスクトップに作成してみます。
こんなアイコンでスクリプトファイルが作成されます。
スクリプトの内容は、デスクトップ配下のsample.logに”Hello!World!”を追記するというものです。
期待を込めてダブルクリックすると…
あれ?
一瞬コマンドプロンプトらしきものがちらつきましたが、処理自体は行っていないみたいです。残念…
CUIのbashから実行する必要があるみたいですね。
ならば…
cronで定期実行すればどうだ!?
…
ダメみたいですね。
このあたりの仕様が変わるのかはわかりませんが、本リリースを待ってみましょう。
〇まとめ
ちょっと触ってみましたが、LPIC1の学習がしたい!って方には割とお勧めできます。
仮想マシンをインストールせずにLinuxコマンドが実行できるのは意外と楽です。
ただ、ホストでLinuxがインストールされているものとは少なからず差があるので、その点には留意が必要です。
こいつを便利に使おうと思っている方は、便利な用途を私に教えてください(笑)
私の率直な感想としては、Bash使って遊べるよ~位の感覚ですね。便利に使える日が来るのを楽しみに待っていようと思います。