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Android Studio 2.0 変更点まとめ

Android Studio 2.0 変更点まとめ

2016年4月8日、GoogleよりAndroid Studio 2.0のStable版がリリースされました。
メジャーアップデートということで開発にもたらす変化も小さくなさそうです。

Android Studio 2.0で追加・修正された点について簡単にまとめたいと思います。

Android Studio 2.0

Android Studio 2.0の特徴はアプリケーションのビルド・デプロイの高速化といえそうです。

エミュレータの高速化

Androidのオフィシャルなエミュレータは重く遅いと評判でしたが、高速化が施されました。
曰くエミュレータは従来に比べ最大3倍高速になったそうです。ビルド後のADBによる転送の速度も10倍高速になったとのことです。
公式エミュレータの動作の重さに耐えかねてGenymotion等を導入しものの、GooglePlayServicesが入ってなかったりで不便な思いをしてきた方は多いのではないのでしょうか。
GooglePlayServicesはじめ標準APIがビルトインな公式エミュレータで十分となるのであれば非常にうれしい話ですね。

IntelliJのアップデート

Android StudioはIntelliJというIDEをベースにしています。IntelliJ バージョン15の更新内容が反映されました。
具体的な内容はIntelliJの開発元であるJetBrainsの日本語ブログが参考になります。IntelliJ IDEA 15 EAPリリース

Cloud Test Labサービスの統合

Cloud Test Labへの対応がされました。
Cloud Test LabはGoogleのデータセンターで動く実機上で、アプリケーションのテストを行えるサービスです。
開発者が書いたテストを実行してもいいですし、たとえテストを書いていなくてもRobo TestというUIテストの実行が可能です。
Androidは多くの機種が存在し、メジャーな機種に対応するだけでもテストが大変です。
テストの労力を軽減できるのであれば大いに開発の助けになりそうです。

GPU Debuggerプレビュー版

プレビュー版ですが、GPUプロファイラを備えることになりました。
ゲームなどOpenGL ESを用いたりグラフィックに力を入れたアプリを開発しているならGPU Debuggerを用いることができます。GPU Debuggerはフレーム描画ごとのレンダリングの問題やパフォーマンスを調べることができるツールです。

App Indexing支援

アプリにインデックスを付与することで、Google検索でアプリがヒットしやすくするのがApp Indexingです。
Android Studio 2.0から適切なURLスタブをコードやAndroidManifest.xmlの中に埋め込むことが容易に出来るようになりました。

Instant Run

Android Studio 2.0の目玉機能だと思います。
ネイティブアプリのビルドには時間がかかり、開発の速度の大きなボトルネックになります。
修正後ブラウザを更新したら変更が反映されるWebアプリケーションのように、更新後即座に確認したいものです。
Instant Runは一度アプリを実行機にデプロイした後修正を加えた場合、アプリの再ビルドやアプリケーションの再起動を行わずに差分を反映をさせることができるという機能です。(魔法にしか見えない・・・)

Instant Runはアプリの修正・ビルド・実行のサイクルの高速化に寄与してくれるでしょう。

 
 
 
以上、Android Studio 2.0における変更点を簡単にまとめました。

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