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【直前対策】CCNA合格を確実にする厳選問題集 その8

【直前対策】CCNA合格を確実にする厳選問題集 その8

CCNA合格を確実にする厳選問題集

CCNAの試験で出題されそうな問題を作成してみました。

CCNAに合格するために必要な知識を最終確認しましょう!

レッツスタート!!

CCNA試験対策 問題編

【問題1】
以下の4つのスイッチの中でどのスイッチがSTPのルートブリッジに選出されるでしょうか。適切なものを以下の中から1つ選択してください。
SwitchA プライオリティ値:32768、MACアドレス:1111.2222.3333
SwitchB プライオリティ値:32768、MACアドレス:1122.3344.5566
SwitchC プライオリティ値:4096、MACアドレス:1234.5678.90ab
SwitchD プライオリティ値:4096、MACアドレス:1234.5678.9012
A) SwitchA
B) SwitchB
C) SwitchC
D) SwitchD

問題1の解答と解説
【解答1】

解答)D

解説)STPでは接続されているスイッチのブリッジIDを比較し、最も小さいブリッジIDを持つスイッチがルートブリッジに選出されます。ブリッジIDはSTPで使用されるブリッジプライオリティ値と自身のMACアドレスを合わせた値になります。ブリッジIDはデフォルト32768という値が設定されていて、0~61440までの4096の倍数の数値を設定することができます。
ルートブリッジの選出ではまず各スイッチのプライオリティ値が比較され、最も小さい値を持つスイッチがルートブリッジに選出されます。プライオリティ値が最も小さいスイッチが複数台あった場合はルートブリッジを選出しきれないので、次にスイッチのMACアドレスを比較します。最も小さいMACアドレスを持つスイッチがルートブリッジに選出されます。
この設問ではプライオリティ値が最も小さいのは、4096が設定されているSwitchCとSwitchDになります。その2台のMACアドレスを比較すると、末尾が「12」となっているSwitchDの方がMACアドレスが小さいことがわかります。そのためこの4台の中からSwitchDがルートブリッジに選出されます。

【問題2】
以下のように接続されている2台のルータがあります。この2台のルータのサブネットマスクは255.255.255.252が設定されています。(図をクリックすると別タブで開きます。)
Q8-2
次のshowコマンドの結果から適切な選択肢を2つ選択してください。

Router1#show cdp neighbors detail
-------------------------
Device ID: Router2
Entry address(es):
  IP address: 192.168.1.2
Platform: Cisco 3640,  Capabilities: Router Switch IGMP
Interface: Serial0/0,  Port ID (outgoing port): Serial0/1
Holdtime : 127 sec

~~~省略~~~

A) Router1のSerial0/1とRouter2のSerial0/0とが接続されている。
B) Router1のSerial0/0とRouter2のSerial0/1とが接続されている。
C) Router1のシリアルインターフェイスのIPアドレスは192.168.1.1である。
D) Router1のシリアルインターフェイスのIPアドレスは192.168.1.2である。

問題2の解答と解説
【解答2】

解答)B,C

解説)CDP(Cisco Discovery Protocol)は隣接するCisco機器の情報を確認することができるCisco独自のプロトコルになります。Cisco製以外の機器が接続されていたとしてもその機器の情報を得ることはできません。show cdp neighbors detailコマンドでは相手機器のIPアドレス、ポートの番号、機器の型番、OSのバージョンなどを確認することができます。
この設問の表示結果からRouter1から見た隣接機器の名称はRouter2、IPアドレスは192.168.1.2、機器の型番はCisco 3640、自身(Router1)のインターフェイスはSi0/0で相手(Router2)のインターフェイスはSi0/1であることなどが確認できます。
サブネットマスクが255.255.255.252、つまり/30が使用されているため、Router2のSi0/1に192.168.1.2が設定されているならばRouter1のSi0/0には必然的に192.168.1.1が設定されていることになります。

【問題3】
192.168.20.1というIPアドレスが設定されているサーバに対してクライアントPCからpingを送信したところ、応答がなく以下のようなメッセージが表示されました。

C:\>ping 192.168.20.1

192.168.20.1 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。

192.168.20.1 の ping 統計:
    パケット数: 送信 = 4、受信 = 0、損失 = 4 (100% の損失)、

この結果からOSI参照モデルのどの層までに問題があると言えるでしょうか。
A) 物理層
B) データリンク層
C) ネットワーク層
D) トランスポート層
E) セッション層
F) プレゼンテーション層
G) アプリケーション層

問題3の解答と解説
【解答3】

解答)C

解説)pingコマンドではネットワーク層のプロトコルであるICMPを利用して宛先機器と通信の接続が確立されているかを確認することができます。ICMPはネットワーク層のプロトコルですのでレイヤ3までが正常に機能していれば相手機器とのpingのやり取りが正常に行われます。設問のようにpingが失敗している場合は相手機器と正常にやり取りができていませんので、レイヤ3であるネットワーク層までのいずれかの層に問題があることがわかります。

【問題4】
FHRPのなかでCisco独自のプロトコルを以下の中から2つ選択してください。
A) HSRP
B) GLBP
C) VRRP
D) LACP
E) PAgP

問題4の解答と解説
【解答4】

解答)A,B

解説)FHRP(First Hop Redundancy protocols)はクライアントPCなどから見た1番最初のルータであるデフォルトゲートウェイを冗長化するプロトコルの総称を指します。Cisco機器がサポートしているFHRPはHSRP、VRRP、GLBPの3種類ですが、そのうちのHSRPとGLBPはCisco独自のプロトコルとなっており、VRRPはRFC3768で定義されている標準化されたプロトコルになります。LACPとPAgPはEtherChannelを形成するためのプロトコルですのでFHRPとは別の技術になります。

【問題5】
NetFlowで収集したキャッシュ情報を確認するためのコマンドとして適切なものを以下の中から選択してください。
A) show ip netflow
B) show ip flow cache
C) show ip cache flow
D) show ip flow-cache

問題5の解答と解説
【解答5】

解答)B

解説)ルータが収集したNetFlowのキャッシュ情報を確認するにはshow ip cache flowコマンドを使用します。以下のような表示結果になります。

[html] Router#show ip cache flow
IP packet size distribution (757 total packets):
1-32 64 96 128 160 192 224 256 288 320 352 384 416 448 480
.000 .002 .000 .997 .000 .000 .000 .000 .000 .000 .000 .000 .000 .000 .000

512 544 576 1024 1536 2048 2560 3072 3584 4096 4608
.000 .000 .000 .000 .000 .000 .000 .000 .000 .000 .000

IP Flow Switching Cache, 278544 bytes
2 active, 4094 inactive, 4 added
64 ager polls, 0 flow alloc failures
Active flows timeout in 30 minutes
Inactive flows timeout in 15 seconds
IP Sub Flow Cache, 21640 bytes
2 active, 1022 inactive, 4 added, 4 added to flow
0 alloc failures, 0 force free
1 chunk, 1 chunk added
last clearing of statistics never
Protocol Total Flows Packets Bytes Packets Active(Sec) Idle(Sec)
——– Flows /Sec /Flow /Pkt /Sec /Flow /Flow
ICMP 2 0.0 3 92 0.0 0.1 15.5
Total: 2 0.0 3 92 0.0 0.1 15.5

SrcIf SrcIPaddress DstIf DstIPaddress Pr SrcP DstP Pkts

SrcIf SrcIPaddress DstIf DstIPaddress Pr SrcP DstP Pkts
Se0/0 192.168.1.2 Local 192.168.1.1 01 0000 0303 1
Se0/0 192.168.1.2 Local 192.168.1.1 01 0000 0800 750
[/html]

なお、その他のコマンドは存在しませんので誤りです。

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