Apache設定編① Basic認証の設定 Linuxサーバ構築手順まとめ
前回までのNginxに引き続き「Webサーバ」をいじっていきましょう。
今回からは「Apache」を取り挙げていきます。
前回までは気鋭のWebサーバ「Nginx」を取り挙げていましたが、
Webサーバと言えばやっぱりまだまだ「Apache」が最強です。
Nginxの盛り上がりも意外とそれほどでもなく、
未だApacheが安心の実績、シェアトップの座に君臨し続けています。
Apacheは「httpd.conf」という設定ファイルを使って設定をしていきます。
「httpd.conf」ファイルの内容を分割して外部ファイル化し、
「httpd.conf」からそれらの内容を読み込むという構成をとる場合もありますが、
書く内容は変わりません。
httpd.confを使ってどんな設定ができるの?
というところを、今回から数回に分けて見ていきたいと思います。
今回は基本認証(Basic認証)の設定をしていきます。
Apacheのインストール
まずはApacheをインストールしましょう。
簡単にパッケージ管理ツール「YUM」を使ってインストールします。
# yum install httpd
ApacheというのはWebサーバですが、
Webサーバは「HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)」というプロトコルでクライアントとやり取りをします。
クライアントからきたHTTPリクエストを受取り、HTTPリクエストに応じた処理を行う常駐プロセス(デーモン(daemon))なので、yumを使ってインストールするときは「yum install apache」ではなく、「yum install httpd」としてインストールを行うのです。
インストールが完了したら、ちゃんとインストールができているか確認しておきましょう。
# service httpd start
これでHTTPプロセス(=Apache)が起動します。
インストールができていれば、ちゃんと起動してくれるはずです。
# ps aux | grep httpd
これでApacheプロセスが起動しているかを確認しましょう。
以下のように表示されれれば、起動しています。
root 27160 0.0 1.4 19736 7436 ? Ss Feb07 0:00 /usr/sbin/httpd apache 27789 0.0 0.6 19736 3324 ? S 04:02 0:00 /usr/sbin/httpd apache 27790 0.0 0.6 19736 3324 ? S 04:02 0:00 /usr/sbin/httpd apache 27791 0.0 0.6 19736 3324 ? S 04:02 0:00 /usr/sbin/httpd apache 27792 0.0 0.6 19736 3324 ? S 04:02 0:00 /usr/sbin/httpd apache 27793 0.0 0.6 19736 3324 ? S 04:02 0:00 /usr/sbin/httpd apache 27794 0.0 0.6 19736 3324 ? S 04:02 0:00 /usr/sbin/httpd apache 27795 0.0 0.6 19736 3324 ? S 04:02 0:00 /usr/sbin/httpd apache 27796 0.0 0.6 19736 3324 ? S 04:02 0:00 /usr/sbin/httpd
ここまできたら、次に基本認証の設定に入っていきましょう。