PHP
関数リファレンス
今回は配列操作系の関数につい記述したいと思います。
array
array関数は配列を生成したり、配列に値を格納する際に使用します。
書式
配列を生成
配列に生成時に値を格納する
配列生成時にキーを指定して値を格納する
配列に生成時に2次元配列で値を格納する
‘キー名2’ => array(‘キー名2-1’ => ‘値2-1’, ‘キー名2-2’ => ‘値2-2’, ‘キー名2-3’ => ‘値2-3’),
‘キー名3’ => array(‘キー名3-1’ => ‘値3-1’, ‘キー名3-2’ => ‘値3-2’, ‘キー名3-3’ => ‘値3-3’),
);
引数
引数には配列に格納したい値(要素)や、その値のキー名を指定できます。
キー名は省略可能で、省略した場合には、0, 1, 2 ・・・ と格納した順番に番号が付けられます。
キー名を省略する場合は
array('値1', '値2', '値3',・・・)
のように , (カンマ)で値を分けて記述していきます。
キー名を指定する場合は
array('キー名1' => '値1', 'キー名2' => '値2', 'キー名3' => '値3',・・・)
のように値の前に =>
を使用して記述します。
返り値
$配列変数名 = array('値1', '値2', '値3');
のようにすることによって、$配列変数名
の中に配列が格納されます。
使用例
以下のようにすることで、名前に対してIDなどの情報が格納できます。
<pre> <?php $var = array('tanaka' => array('ID' => '001', 'Age' => '30', 'Tel' => '0120-XXX-XX1'), 'satou' => array('ID' => '002', 'Age' => '32', 'Tel' => '0120-XXX-XX2'), 'kobayashi' => array('ID' => '003', 'Age' => '25', 'Tel' => '0120-XXX-XX3'), ); var_dump($var); echo "佐藤さんのIDは".$var['satou']['ID']."<br>"; echo "小林さんの電話番号は".$var['kobayashi']['Tel']; ?> </pre>
実行結果は以下のようになります。
var_dumpによって配列に値が格納されていることが確認できます。
配列の値を取得する際には以下のように配列変数名とキーを指定します。
$配列変数名['キー名1']['キー名2']
array_combine
array_combine関数は2つの配列がある場合に、
片方の配列をキー名、もう片方の配列を値にして
新しい配列を生成することができます。
連想配列などを作成する際に使用することができます。
書式
引数
引数には2つの配列名を指定します。
1つ目の引数がキー名になる配列、2つめの引数が値になる配列になります。
array_combine($配列1, $配列2)
返り値
$配列変数名 = array_combine($配列1, $配列2)
のようにすることによって、$配列変数名
の中に
2つの配列をマージした結果が格納されます。
使用例
以下のようにすることで、1つ目の配列をキー名にして2つめに配列を値にすることができます。
<pre> <?php $var1 = array('1+1', '2+2', '3+3'); $var2 = array('2', '4', '6'); $var3 = array_combine($var1, $var2); var_dump($var3); echo "1 + 1 = ".$var3['1+1']."<br>"; echo "2 + 2 = ".$var3['2+2']; ?> </pre>
実行結果は以下のようになります。
var_dumpによって配列に値が格納されていることが確認できます。
配列の値を取得する際には以下のように配列変数名とキーを指定します。
$配列変数名['キー名1']
今回はここまでにします。