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C言語 C言語とは 【基礎 第1回】

C言語概要

C言語とは

C言語とはコンピュータのプログラミング言語の1つです。
プログラミング言語というのはコンピュータに対して動作を指示するための言語です。
コンピュータは人間にとって理解のしづらい機械語によって動作します。そのためこの機械語だけでそれなりのソフトウェアを
作成することはかなり困難です。

そこで人間にわかりやすい言葉で指示が出せるようにしたものがプログラミング言語です。
人間にわかりやすい言葉といっても好き勝手自由に表現することはできません。
それぞれの言語の決まりに従った文章で書く必要があります。
C言語はそういったプログラミング言語の1つです。

ただプログラミング言語はそのままではコンピュータが理解できないため、機械語に翻訳する必要
があり、この翻訳するプログラムがコンパイラと言われるものになります。

C言語は他のプログラミング言語(JAVAなど)に比べるとコンピュータよりの言語といわれます。
もともとがOSを記述するための言語として設計がされているため、ビット演算やポインタといったメモリを直接操作すると
いったようなハードウェアに密着した処理がかけます。
処理速度を求めるような場面では、もっと機械語に近いアセンブラ言語で記述してリンクさせるといったことも可能です。
反面こういった自由度の高さや多くのことができてしまうという仕組みにより、セキュリティの脆弱性やバグによる暴走と
いった危険性も含んでいます。

主な特徴として以下のものがあります。
・メモリや周辺機器などを直接制御できる
・プログラムの実行に必要なハードウェアリソースが少なくて済む
・アセンブラとの組み合わせが他の言語よりもしやすい
・プログラムの実行速度が速い
・記述の自由度が高くなっている
・構造化プログラミング

プログラムの作成手順

C言語のプログラムを作成するには以下の手順で行います。

ソースコード作成

プログラムを作成するには、C言語の命令文を記述するファイルを作成する必要があります。
このファイルはエディタを使用して拡張子が「.c」のファイルを作成します。エディタとしては
メモ帳やサクラエディタなどがあります。

コンパイル

ソースコードを作成してもそのままではコンピュータが理解できません。プログラミング言語はあくまで人間に
わかりやすいように作られたものなのでこれをコンピュータに理解させるには機械語へ変換する必要があります。
それを行うのが「コンパイラ」です。このコンパイラは様々な企業が開発し提供しています。
コンパイルの段階ではソースコードの解析などが行われます。多くのコンパイラでは文法のミスなどがあった場合
エラーとして表示されます。
コンパイルして出来上がったものをオブジェクトモジュールといいます。

リンカ

ソースをコンパイルするとオブジェクトモジュールが出来上がります。
しかしこれをそのまま動かすことはできません。実行できるようにするにはコンパイラを作成した企業等が用意している
ライブラリなどの部品と一まとめにする(リンクといいます)必要があります。

c_b1

こうした流れで作業をしていくことになるのですが、次回この流れで作成していくための統合開発環境というツールを紹介したいと
思います。

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