Red5 フリーソフトのFlashストリーミングサーバ ~サーバを構築しよう その6~
Red5 フリーソフトのFlashストリーミングサーバ
~サーバを構築しよう その6~
導入の際の注意点
(1) javaのバージョンによる動作の違い
今回は、red5をインストールする上での注意点を上げていきます。
以前の記事で、red5をインストーるする際に、java(JDK7)をインストールしました。
red5サーバー自身の動作には、JDK7でも問題ありません。
しかし、DEMOサンプル(たとえば、「oflaDemo」など)を使用する場合には、JDK7だとインストールすることができません。
以下は、動作するものと動作しないものとなります。
- サンプルをインストールできる(動作可能な)もの
- java6(x86)以前のもの
- サンプルをインストールできない(動作不可能な)もの
- java7(x86)およびjava7(x64)
- java6(x64)
以上のことから、javaのバージョンだと、java6までがDEMOサンプルのインストールが可能でした。
また、java6の32ビット版が、同じく、インストール可能でした。
どうやら、red5のDemoサンプルは、64ビット版に対応していません。
インストール可能な例
また、ダウンロードの仕方によってもDemoサンプルも変わってきます。
たとえば、LinuxOS(たとえば、CentOS)にsvnコマンドにて、red5をインストール(配置)した場合には、
以下の画面のように2項目しか出ません。
以下は、java7(x86)やjava6(x64)をインストールした場合のインストール画面となります。
開発環境の構築の際の注意点
(2) red5開発の際のEclipseの導入による注意点
red5の開発では、red5のソース自身がjavaでできているため、javaのプログラミングができないとサーバ側の開発もクライアント側の開発もできません。
そこで、出てくるのがEclipseとFlexとなります。どちらもフリーソフトなのでインストールが可能ですが、バージョンによって、設定方法が変わりってきます。
なお、クライアント(flash)の開発の場合は、AdobeのCS4やCS5などでも開発は可能ですが、有償となるためFlexがいいと思います。
まず、Eclipseのインストールで注意するのは、red5関連の記事でEclipseプラグインのインストールする際にURLの指定で「http://trac.red5.org/chrome/site/projects/red5plugin/update_0.2.x/」を指定する記事ばかりですが現在は使用できないようです。
クライアント(開発環境)の構築については、別途触れていきますが、クライアントの構築をする際には、
以下の3つのアプリケーションをインストールした上で、
SVNのURLに「 http://red5.googlecode.com/svn/java/server/trunk」もしくは、
「 https://red5.googlecode.com/svn/java/server/trunk」を指定する必要があります。
- 「IvyIDE」 ————— http://ant.apache.org/ivy/ivyde/download.cgi
- 「Spring IDE」———— http://springide.org/project/wiki
- 「Subclipse SVN Plugin」– http://subclipse.tigris.org/
開発環境(クライアント)の構築の詳細については、次回以降で掲載したいと思います。