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LinuxServer シェルとコマンド操作について テキストファイルの編集

文字と単語の検索と置き換え

文字と単語の検索と置き換えを行うコマンドは次のとおりです。

検索と置き換え

コマンド 説明
/パターン カーソル位置から最終行に向かって指定したパターンを検索します
?パターン カーソル位置から先頭行に向かって指定したパターンを検索します
n パターンの次候補を検索します
N パターンの前候補を検索します
r カーソル位置の文字を1文字置き換えます
cw カーソル位置の単語をカットし、バッファに送り、入力モードになります
c$ カーソル位置から行末までをカットし、バッファに送り、入力モードになります
:s/[old]/[new]/ カレント行で最初のoldをnewに置き換えます
:s/[old]/[new]/g カレント行全てのoldをnewに置き換えます
:n1,n2s/[old]/[new]/g n1からn2行目までのoldをnewに置き換えます
:%s/[old]/[new]/g ファイル内全てのoldをnewに置き換えます

他のコマンドと同様にコマンドの前に数字を入力すると、その回数分コマンド繰り返されます。「7cw」は、7つの単語をカットし、バッファに送り、入力モードになります。

また、置き換えコマンドの’:s/[old]/[new]/’では末尾にcを付けることでviから置き換えの確認求めてられます。

viの終了、ファイルの保存、その他のコマンド

編集したファイルの保存やviの終了を行うコマンドは次のとおりです。
また、「:set 」で起動中のviの設定変更が行えます。

保存、終了、設定

コマンド 説明
:w 編集中の内容を上書き保存します
:wq
ZZ
編集中の内容を保存し、viを終了します
:q viを終了します。ファイルを編集した場合は、警告が出て別のファイルは開けません
:q! 編集内容をファイルへ保存せず、viを終了します
:e ファイル名 現在開いているファイルを閉じて別のファイルを開きます
現在開いているファイルを編集した場合は、警告が出て別のファイルは開けません
:e! ファイル名 現在開いているファイルを閉じて別のファイルを開きます
現在開いているファイルを編集した場合は、最後に保存した状態に戻してから別のファイルを開きます
ファイル名を省略した場合は現在開いているファイルを最後に保存した状態に戻します
:r ファイル名 指定したファイルの内容をカレント行の下へ追記します
:! コマンド 指定したシェルコマンドを実行します
:r! コマンド 指定したシェルコマンドの実行結果をカレント行の下へ追記します
:set nu
:set number
行番号を表示します
:set nonu
:set nonumber
行番号を非表示にします

ファイルの保存コマンド(w、wq、wq!、x)はファイル名を指定することで別名のファイルで保存が可能です。

必要なコマンドだけでも覚えるのが大変かもしれませんが、LinuxServerを構築、運用するには必須のテキストエディタです。
Linux環境が身近にない場合でもWindowsのviもありますので是非入手してみてください。
実際に操作することなしにviをマスターすることはありえません。
一度に全てを覚える必要はありませんが習うより慣れろの気持ちで練習してみてください。

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