odコマンド
odコマンドはファイルを 8 進数 (または他の形式) で出力します。
[コマンド書式]
od -オプション ファイル名
主なオプションは次のとおりです
オプション | 説明 |
-t 出力タイプ | 指定した出力タイプで表示します | 出力タイプ | 説明 |
c | ASCII文字 |
o | 8進数(デフォルト) |
x | 16進数 |
[コマンド]/etc/redhat-releaseをASCII文字で表示
$ od -tc /etc/redhat-release
0000000 F e d o r a r e l e a s e 1
0000020 7 ( B e e f y M i r a c l e
0000040 ) n
0000042
[コマンド]/etc/redhat-releaseを8進数で表示
$ od -to /etc/redhat-release
0000000 15731062506 16210060562 14131266145 06110062563
0000020 10212020067 17131462545 16232246440 14533061541
0000040 00000005051
0000042
[コマンド]/etc/redhat-releaseを16進数で表示
$ od -tx /etc/redhat-release
0000000 6f646546 72206172 61656c65 31206573
0000020 42282037 79666565 72694d20 656c6361
0000040 00000a29
0000042
headコマンド
headコマンドはファイルの先頭部分を出力するコマンドです。
指定のない場合は10行を出力します。
[コマンド書式]
head -オプション ファイル名
主なオプションは次のとおりです
オプション | 説明 |
-行数 -n 行数 |
出力する行数を指定します |
-c バイト数 | 出力するバイト数を指定します |
[コマンド実行例]/etc/servicesの先頭5行を出力する( head -5 /etc/servicesでも同じ)
$ head -n 5 /etc/services
# /etc/services:
# $Id: services,v 1.53 2011/06/13 15:00:06 ovasik Exp $
#
# Network services, Internet style
# IANA services version: last updated 2011-06-10
[コマンド実行例]/etc/servicesを5バイト出力する
$ head -c 5 /etc/services
# /et
tailコマンド
tailコマンドはファイルの末尾部分を出力するコマンドです。
指定のない場合は10行を出力します。
[コマンド書式]
tail -オプション ファイル名
主なオプションは次のとおりです
オプション | 説明 |
-行数 -n 行数 |
出力する行数を指定します |
-c バイト数 | 出力するバイト数を指定します |
-f | ファイルの末尾に追加された行を出力し続けます(Ctrl+Cで終了します) |
[コマンド実行例]/etc/servicesの末尾5行を出力する( head -5 /etc/servicesでも同じ)
$ tail -n 5 /etc/services
com-bardac-dw 48556/tcp # com-bardac-dw
com-bardac-dw 48556/udp # com-bardac-dw
iqobject 48619/tcp # iqobject
iqobject 48619/udp # iqobject
matahari 49000/tcp # Matahari Broker
wcコマンド
ファイルの行数、単語数、文字数を表示します.
オプションを指定せずに実行すると行数、単語数、文字数の順に表示します。
[コマンド書式]
wc -オプション ファイル名
主なオプションは次のとおりです
オプション | 説明 |
-c | 文字数(バイト数)を出力します |
-l | ファイルの行数を出力します |
-w | 単語数を出力します |
[コマンド実行例]/etc/resolv.confは行数:4、単語数:10、文字数(バイト数):96です
$ wc /etc/resolv.conf
4 10 96 /etc/resolv.conf