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LinuxServer シェルとコマンド操作について ファイル操作コマンド

mkdirコマンド

mkdirコマンドはディレクトリを作成します。

[コマンド書式]
mkdir -オプション ディレクトリ

主なオプションは次のとおりです

オプション 説明
-m 指定したパーミッションでディレクトリを作成します
-p パスを指定した際に親ディレクトリも作成します

[コマンド]パーミッション700でtesetdir01を作成
$ mkdir -m 700 testdir01

[コマンド]testdir02/childdir01を作成する
$ mkdir testdir02/childdir01

[実行結果]カレントディレクトリにtestdir02がないためディレクトリを作成できない
mkdir: ディレクトリ `testdir02/childdir01′ を作成できません:
そのようなファイルやディレクトリはありません

[コマンド]testdir02/childdir01を作成する
$ mkdir -p testdir01/childdir01

touchコマンド

ファイルのタイムスタンプ(アクセス時刻、修正時刻)を変更します。
指定したファイルが存在しない場合、空のファイルを作成します。

[コマンド書式]
touch -オプション ファイル

主なオプションは次のとおりです

オプション 説明
-t タイムスタンプを[[CC]YY]MMDDhhmm.[SS]に変更します
CC:西暦の上二桁(省略化)
YY:西暦の下二桁(省略化)
MM:月
DD:日
hh:時(24時間表記)
mm:分
SS:秒(省略化、指定しない場合は00)
-a アクセス時刻を変更します
-m 修正時刻を変更します

[コマンド]タイムスタンプを201211081343で設定しファイルtouchfile01を作成
$ touch -t 201211081343 touchfile01

$ ls -l touchfile01
-rw-rw-r– 1 test test 0 11月 8 13:43 touchfile01

rmコマンド

ファイルやディレクトリを削除します
オプションを指定しないとディレクトリは削除できません

[コマンド書式]
rm -オプション ファイル/ディレクトリ

主なオプションは次のとおりです

オプション 説明
-i 削除前に確認します
-f 確認せずに削除します
-r サブディレクトリも含めディレクトリを削除します

rmdirコマンド

rmdirコマンドは空のディレクトリを削除します。
ファイルが含まれているディレクトリは削除できません

[コマンド書式]
rmdir -オプション ファイル/ディレクトリ

主なオプションは次のとおりです

オプション 説明
-p パスを指定した際に、親ディレクトリも削除します
対象のディレクトリは全て空である必要があります

fileコマンドとメタキャラクタ

ファイルの種類を判別したい場合は’file’コマンド使用します

[コマンド書式]
file -オプション ファイル

[コマンド実行例]
$ file TimeSheet_180.zip
TimeSheet_180.zip: Zip archive data, at least v2.0 to extract

ディレクトリ内からファイル名の末尾が.docで終わるファイルを探したい場合など、
ファイル名のパターンを表す特殊記号を使うことによりファイル検索に役立てることができます。

この特殊記号のことをメタキャラクタと呼び、「ファイル名の末尾が.docで終わる」というのは、「*.doc」で表す事ができ、
この「*」がメタキャラクタになります。

[コマンド例]末尾が”.log”で終わるファイル名
$ ls -l *.log

[実行結果]
-rw-rw-r– 1 test test 102 11月 7 11:40 kekka01.log
-rw-rw-r– 1 test test 126 11月 7 11:47 kekka02.log
-rw-rw-r– 1 test test 183 11月 7 11:47 kekka03.log
-rw-rw-r– 1 test test 102 11月 7 11:40 kekka05.log

主なメタキャラクタには次のものがあります。

メタキャラクタ 説明
* 0文字以上の任意の文字列を表します
? 任意の一文字を表します
[文字列] []内でいずれか1文字を候補として指定します
[a-Z]ではどれかアルファベット一文字になります
[!文字列] []内でいずれか1文字以外を候補として指定します
[!a-Z]ではどれかアルファベット一文字以外になります

メタキャラクタを文字列として使用したい場合は「」(バックスラッシュ)をメタキャラクタの直前に入力します。

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