LinuxServer シェルとコマンド操作について ファイル操作コマンド
日常的にファイルやディレクトリの作成、移動、コピー、削除の操作が発生します
これらの操作に必要なコマンドを紹介していきます。
lsコマンド
lsコマンドはファイルやディレクトリの情報を表示します。
[コマンド書式]
ls -オプション ディレクトリまたはファイル
主なオプションは次のとおりです
オプション | 説明 |
-a | `.’ で始まるファイルもリスト表示します |
-A | `.’ で始まるファイルもリスト表示しますが ‘.’(カレントディレクトリ )と ‘..’(親ディレクトリ)は表示しません |
-d | 指定したディレクトリの情報を表示します |
-F | ファイルの種類を表示します ディレクトリは「/」 実行ファイルは「*」 シンボリックリンクは「@」です |
-i | iノード番号を表示します |
-l | パーミッション、所有者、サイズ、タイムスタンプ等の詳細情報を表示します |
-t | タイムスタンプでソートして表示します |
-h | 単位などを読みやすい形式で表示します |
[コマンド]カレントディレクトリ内の情報を表示
$ ls
Maildir file01 file02
[コマンド]カレントディレクトリ内で隠しファイルも含めて詳細情報な表示
$ ls -la
合計 32
drwx—— 3 test test 4096 11月 8 10:55 .
drwxr-xr-x. 7 root root 4096 10月 3 19:05 ..
-rw——- 1 test test 5 10月 17 13:01 .bash_history
-rw-r–r– 1 test test 18 7月 24 17:38 .bash_logout
-rw-r–r– 1 test test 193 7月 24 17:38 .bash_profile
-rw-r–r– 1 test test 124 7月 24 17:38 .bashrc
drwx—— 5 test test 4096 10月 16 11:36 Maildir
-rw-rw-r– 1 test test 0 11月 8 10:54 file01
-rw-rw-r– 1 test test 15 11月 8 10:55 file02
[コマンド]カレントディレクトリ内で隠しファイルも含めて詳細情報な表示
ただし、但し、.と..は出力しません
$ ls -lA
合計 24
-rw——- 1 test test 5 10月 17 13:01 .bash_history
-rw-r–r– 1 test test 18 7月 24 17:38 .bash_logout
-rw-r–r– 1 test test 193 7月 24 17:38 .bash_profile
-rw-r–r– 1 test test 124 7月 24 17:38 .bashrc
drwx—— 5 test test 4096 10月 16 11:36 Maildir
-rw-rw-r– 1 test test 0 11月 8 10:54 file01
-rw-rw-r– 1 test test 15 11月 8 10:55 file02
cpコマンド
cpコマンドはファイルやディレクトリをコピーします。
書式
[コマンド書式]
cp -オプション コピー元ファイル コピー先ファイル
主なオプションは次のとおりです
オプション | 説明 |
-i | コピー先に同名のファイルがある場合は確認します |
-f | コピー先に同名のファイルがある場合は上書きします |
-p | コピー元の属性(所有権、グループ、アクセス権、タイムスタンプ)を保ってコピー |
-r、-R | ディレクトリを中身を含めてコピーします -rではデバイスファイルのコピーはできませんが-Rなら可能です |
-d | シンボリックリンクをコピーする場合、シンボリックリンクとしてコピーします |
-l | パーミッション、所有者、サイズ、タイムスタンプ等の詳細情報を表示します |
-t | タイムスタンプでソートして表示します |
-h | 単位などを読みやすい形式で表示します |
[コマンド]カレントディレクトリのhoge2.txtをtextarc/へ属性を保持したままコピー
$ ls -l hoge2.txt
-rw-rw-r– 1 s7admin s7admin 0 11月 2 13:30 hoge2.txt
$ cp -p hoge2.txt textarc/
$ ls -l textarc/
合計 0
-rw-rw-r– 1 s7admin s7admin 0 11月 2 13:30 hoge2.txt
mvコマンド
mvコマンドはファイルやディレクトリを移動します。ファイル名の変更も可能です
[コマンド書式]
mv -オプション 移動元ファイル(ディレクトリ) 移動先ファイル(ディレクトリ)
主なオプションは次のとおりです
オプション | 説明 |
-i | 移動先に同名のファイルがある場合は確認します |
-f | 移動先に同名のファイルがある場合は上書きします |
-u | 移動先に同名のファイルがある場合、移動元より新しい場合は、移動しません |
[コマンド]kekka04.logをkekka05.logに名称を変更します
$ mv kekka04.log kekka05.log