LinuxServer　ファイルシステムについて　dfコマンドとduコマンド

dfコマンドとduコマンド

システムが稼働していると、ユーザが作成したファイルや、システムのログファイルなどが
増えていき、ディスク容量の不足・inodeの不足等でメンテナンスが必要になることがあります。

事前にファイルシステムの利用状況は’df’コマンドで確認できます。

［コマンド書式］
df -オプション デバイス名/ディレクトリ名

［コマンド］
# df
［実行例］現在マウントされている全ファイルシステムについて使用量と使用可能量を表示します
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/sda2 17446768 1605980 14910224 10% /
tmpfs 612692 0 612692 0% /dev/shm
/dev/sda1 256666 54652 188762 23% /boot
/dev/sdb1 9826308 154100 9148092 2% /home

dfコマンドの主なオプションは次のとおりです。

［コマンド］
# df -Th
［実行例］Tオプションとhオプションでファイルシステムと見やすい単位で表示されています
Filesystem Type Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/sda2 ext4 17G 1.6G 15G 10% /
tmpfs tmpfs 599M 0 599M 0% /dev/shm
/dev/sda1 ext4 251M 54M 185M 23% /boot
/dev/sdb1 ext4 9.4G 151M 8.8G 2% /home

［コマンド］
# df -TH
［実行例］TオプションとHオプションでファイルシステムと見やすい単位で表示されています
　　　　　上のサイズhオプションとの容量の値が異なってます
Filesystem Type Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/sda2 ext4 18G 1.7G 16G 10% /
tmpfs tmpfs 628M 0 628M 0% /dev/shm
/dev/sda1 ext4 263M 56M 194M 23% /boot
/dev/sdb1 ext4 11G 158M 9.4G 2% /home

［コマンド］
# df -i
［実行例］iノードの使用状況を表示しています。
Filesystem Inodes IUsed IFree IUse% Mounted on
/dev/sda2 4653056 65710 4587346 2% /
tmpfs 153173 1 153172 1% /dev/shm
/dev/sda1 66264 44 66220 1% /boot
/dev/sdb1 2621440 11 2621429 1% /home

各ファイルやディレクトリが占めている容量を表示するには、’du’コマンドを使用します。

［コマンド書式］
df -オプション デバイス名/ディレクトリ名

［コマンド］
# du
［実行例］カレントディレクトリ内の各ディレクトリの容量を表示します。
4 ./mylib
4 ./Maildir/tmp
8 ./Maildir/new
4 ./Maildir/cur
20 ./Maildir
4 ./.pki/nssdb
8 ./.pki
8 ./.ssh
412 .

duコマンドの主なオプションは次のとおりです。

［コマンド］
# du -s
［実行例］カレントディレクトリの合計容量だけを表示ます。
412 .

［コマンド］
# du -S
［実行例］カレントディレクトリ以下にある個々のディレクトリの容量を表示します
4 ./mylib
4 ./Maildir/tmp
8 ./Maildir/new
4 ./Maildir/cur
4 ./Maildir
4 ./.pki/nssdb
4 ./.pki
8 ./.ssh
372 .

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