LinuxServer 電子メールについてもう一度… メールの受信

この記事は2012年10月16日に書かれたものです。内容が古い可能性がありますのでご注意ください。


LinuxServer 電子メールについてもう一度… メールの受信

前回までで、メールサーバ(SMTPサーバ)の仕組みと構築について説明しました。
これで、クライアントから自分のドメインでメールを相手に届ける事が出来ます。

また、メールサーバ(SMTPサーバ)はサーバで受信したメールをユーザの
メールボックスへ届けるまでで仕事は終わります。

では、自分宛てに届いたメールを読むにはどうしたら良いでしょうか。
そこで必要になるのがメール受信用のプロトコルPOP3です。

POP3(Post Oficce Protocol Version3)

POP3はSMTPサーバが、ユーザのメールボックスに蓄積したメールを
受信するためのプロトコルで、ポート110番を使用します。

POP3はクライアントからメールサーバへ接続し、メールボックスにある
メールの数を確認し、メールを読み(ダウンロード)し、ダウンロードした
メールを削除するのが主な機能になります。

メールサーバに向けてPOP3セッションを開始します。
[コマンド]
# telnet pop.mailserver.org 110

[応答]
Trying ::1…
Connected to pop.mailserver.org.
Escape character is ‘^]’.
+OK Dovecot ready.

サーバとの接続後、ユーザの認証の為、ユーザ名とパスワードを
入力するのですが間違えてしまいました。
サーバからエラーが返されました。
[コマンド]
list
[応答]
-ERR Unknown command.

気を取り直してもう一度、ユーザ名を入力します。
[コマンド]
user ユーザ名
[応答]
+OK

続けてパスワードを入力します。
[コマンド]
pass パスワード
[応答]
+OK Logged in.

LISTコマンドではメールボックスあるメールの数を確認出来ます。
[コマンド]
list
[応答]
list
+OK 13 messages:
1 1077
2 1077
3 926
4 926
5 926
6 926
7 926
8 926
9 926
10 926
11 926
12 723
13 660
.

RETRコマンドでメールの本文を取得します。
[コマンド]
retr 13
[応答]応答の後、メール本文が表示されます。
+OK 660 octets
Return-Path:
Delivered-To: rcipient@sender-domain.org
Received: from mail (localhost [127.0.0.1])
by mail.sender-domain.org (Postfix) with SMTP id 4AABAA010F
for ; Fri, 12 Oct 2012 17:43:13 +0900 (JST)
From: sender@sender-domain.org
To: rcipient@sender-domain.org
Subject:test
Message-Id:
Date: Fri, 12 Oct 2012 17:43:13 +0900 (JST)

test
.

RETRコマンドによりクライアントはサーバのメールボックスにある
メッセージをダウンロードします。

DELEコマンドで必要なメッセージを消去します。
[コマンド]
dele 13
[応答]
+OK Marked to be deleted.

クライアントのメーラーで「サーバにメッセージを残す」設定を
している場合、DELEコマンドによるメッセージの削除は実施されません。

QUITコマンドでセッションを切断します。
[コマンド]
quit
[応答]
+OK Logging out.
Connection closed by foreign host.

POP3シンプルながらも、認証機能を備える等、メールシステムを
昔から支えてきたプロトコルです。

しかし、ユーザ名とパスワードが平文で流れたり、サーバ受信した
メールをクライアントが受信するとサーバからは消える等の
不便な点も有ります。
この代わりに登場したのがIMAP4になります。

IMAP4(Internet Message Access Protocol 4)

POP3はユーザ必要なメールをサーバからクライアントにメールをダウンロードし、
ダウンロード済のメールはサーバから削除されていましたが、
IMAP4ではメールをメールサーバ上に保存したまま管理します。

メールをサーバに保管する事で、メールの状態や属性、サーバ内のディレクトリ構成等が
一元的に管理できる為、同一アカウントのメールを異なった環境で読む場合に便利です。

また、Maildir形式では各ユーザーに固有のディレクトリを設定し(/home/user/Maildir/等)、
そこに1メールを1ファイルとして保存する形式です。
Maildirディレクトリの下には、既読のメールを保存する’cur’、未読のメールを保存する’new’
配送前(未読メールディレクトリに保存する前)のメールを保存する’tmp’があります。

1メールを1ファイルとして保存するのでIMAP4との相性も良くIMAP4サーバの
ユーザメールボックスにはMaildir/形式が使われます。

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