LinuxServer 電子メールについてもう一度… 電子メールの仕組み
近年、メール(電子メール/eメール)は重要なコミュニケーションツールとなりました。
仕事にもプライベートにもなくてはならない存在ですね。
ところで・・・電子メールの仕組みってご存知ですか??
前回まではyumでしたが、今回から電子メールに関する内容となります。
どちらもLinuxServerが大きく関わっています。
お時間のある時に是非読んでみてください。
電子メールの仕組みのおさらい
それでは電子メールについて、仕組みをおさらいしたいと思います。
電子メール
メール配送の仕組み
郵便と同じように、相手にメールを届けけるのには複数の段階を踏みます。
送り主がメールソフトでメッセージを書くのは、便箋に伝言を書く事にあたります。
この際、送り主は便箋を封筒に入れて,相手の住所と名前(届け先=メールアドレス)、
自分の住所と名前を書き手紙はポストへ投函するか、近くの郵便局に預けますが、
メールソフトでは送信ボタンを押し、自分が使用しているメールサーバへ預けることになります。
この手紙を書くメールソフトの事をMUA(Mail User Agent)と言います。
郵便局に預けられた手紙は届け先を参照し、届け先に近い郵便局に配送し、
最終的には相手の郵便受けに届けられます。郵便受けに届けいた手紙を
相手が受け取る事により手紙の配送は終了します。
この郵便局の役割を果たすサーバー内で動作するメールソフトの事を
MTA(Mail Transport Agent)と言います。
送り主がメールをメールサーバに送り、メールサーバが届け先に近いメールサーバへ
配送する為のプロトコルが決められており、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol) と呼びます。
(*)インターネットを利用した情報伝達における通信規約のこと
MTAとなるメールサーバではSMTPを利用し、クライアントから受け取ったメールの
届け先アドレスを確認し、届け先アドレス宛のメールを管理するメールサーバーを
インターネット上から探し、メールを配送します。
SMTPではメールを配送する際の制御メッセージフォーマットを定めており通常、TCPポート25番を使用します。
それでは本日はここまでとします。
次回もお楽しみに。