LinuxServer yumによるパッケージ管理 パッケージの更新と除外

この記事は2012年10月3日に書かれたものです。内容が古い可能性がありますのでご注意ください。


LinuxServer yumによるパッケージ管理 パッケージの更新と除外

今回はパッケージの更新と除外についてです。

パッケージの確認・アップデート・アップデート除外

各操作方法

アップデート可能なパッケージの確認

# yum check-update
インストール済みのパッケージでアップデート可能なパッケージを
確認するには、以下のコマンドを実行します。

[実行例] # yum check-update cups*
読み込んだプラグイン:fastestmirror, langpacks, presto, refresh-packagekit
Loading mirror speeds from cached hostfile
* fedora: ftp.kddilabs.jp
* updates: ftp.kddilabs.jp

cups-libs.x86_64 1:1.5.4-2.fc17 updates

この場合、パッケージ「cpus」がアップデート可能です。

パッケージのアップデート

パッケージをアップデートするには以下のコマンドを使用します。
# yum update

パッケージ名を付けずにコマンドを実行するとアップデート可能な
パッケージが全てアップデートされます。

パッケージのアップデートは「■yumでパッケージの操作」にて説明した
グループでのアップデートも可能です。

yum groupupdate

パッケージのアップデート除外

何らかの理由でインストールしたパッケージのアップデートを
したくない場合、パッケージをyumによる更新の対象外とすることも
可能です。

yum update –exclude=

[実行例] カーネルを除外してパッケージをアップデートする
# uname -r
3.5.2-1.fc17.x86_64

カーネルパッケージの最新版は
============================================================================
Package アーキテクチャ バージョン    リポジトリー  容量
============================================================================
kernel  x86_64    3.5.4-2.fc17   updates      26 M

# yum update –exclud=kernel*
このコマンドで、カーネルパッケージのアップデートは除外されます。

また、/etc/yum.confの「exclude」パラメータにパッケージ名を
記述することにより更新の対象外とすることが可能です。
複数のパッケージを対象外とする場合はパッケージを空白で区切ります。
なお、「exclude」の記述にはワイルドカード ( * や ? など)が使用できます。

メールサーバ(MTA)は何を使う

前回まででメール送信の仕組みとSMTPコマンドについて説明してきました。

これからLinuxServer上でメールサーバ(MTA)を構築していきましょう。

構築をする前にLinuxServer上で使用できる3大MTAについて特徴を確認していきましょう。

Sendmail --業界標準--

Sendmailは1980年代に登場し、事実上の標準MTAとして多くの
使用実績があります。

Sendmailは多くの機能が盛り込まれており、正しく設定すれば柔軟で
高度なメール配送を行うことが出来ます。

しかし、柔軟で高度な配送を行う為の設定ファイルが複雑かつ難解になり、
管理を難しくしています。
さらに機能の豊富さから、プログラムの肥大化、複雑化を呼び、
多くのセキュリティホールが見つかり、開発時には考えられなかった
問題も発生しています。

qmail --よりセキュアに--

qmailはSendmailの問題点からシンプルで堅牢な、よりよいMTAを目指し、
D.J.バーンスタイン氏が開発したMTAです

Sendmailでは一つのプログラムが全ての機能を実行しており、大量のメールを
扱う時に処理が遅くなる問題を抱えていましたが、qmailでは機能毎に
プログラムと設定ファイルを分割した上で、プログラムは各々が独立、
強調して動作します。

各々のプログラムには、最低限の権限のみ与え、プログラム間の通信も
セキュアになっており、プログラムの設定ファイルはシンプルです。

また、Sendmailでは、全てのメッセージが一ユーザにつき、一ファイルで
保存する形式(mbox形式)を採用していましたが、mbox形式では
メッセージの処理に問題があると、全てのメッセージに影響する可能性が
ありました。

この問題を回避するため、qmailではメッセージ一通につき、
一ファイルで保存する形式(Maildir形式)を作用しています。

qmail独自の設計は、セキュリティを強固なものにしましたが、開発者の
ポリシーと厳しいライセンス制限の為、Sendmailからの移行は大変難しくなりました。

Postfix --高い互換性--

PostfixはSendmailやqmailに比べ、後発で新しいMTAです。

Sendmailとの互換性を保ち、設定を簡単にし、qmailのMaildir形式を
採用する等、Sendmailとqmailの良い点を参考に、開発されました。

qmailと同様に機能毎にプログラムを分割し、強調して動作するようになっています。
また、プログラムには最低限の権限のみ与え、一つのプログラムに
問題が発生してもシステム全体に影響はしません。

Postfixは比較的緩やかなライセンス形態の為、標準のMTAとして採用している
Linuxディストリビューションも有り、利用実績を増えてきています。

Postfixでメールサーバを構築してみよう

Sendmail、qmail、Postfix、それぞれに長所と短所があり、
どれが一番優れているかは決められませんが、メールサーバの構築には
入手が容易で設定が簡単なPostfixを使用し、メールサーバを
構築してみましょう。

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