HTML5 OFFLINE & STORAGE 【入門編 第1回】
HTML5の仕様として検討されたWeb Storage
結局SQLはサポートされず、key/valueのシンプルなデータ型のみのサポートに留まっています。
オフラインでアプリケーションを動かす試みは色々な試験段階の様子です。
排他処理などはなく、処理速度優先で、データは壊れても構わないという考え方。
STORAGE
Web Storage
Cookieに似た利用方法だが、リクエストにはのらない。
localStorageはブラウザを閉じても同一urlからのアクセスに対して値を保持する。
sessionStorageはブラウザを閉じると破棄される。
IndexedDB
スキーマがなく、SQLを発行せず、インデックスを使って検索する。
SQLite
トランザクション管理などもあり、構造化されたデータを保持する。
組込みDBとして色々な製品に利用されている。
ローカルDBの実装は、構造も含めてクライアントに公開することになる。
Web Storageは、key/valueのシンプルなデータ型なので、実装が比較的容易。
SQLiteは、SQLを発行することもあり、ある程度サーバサイドと同じようにプログラムを実装できる。
処理実行後は、コールバック関数を定義し、それぞれを実装する流れ。
Google Gearsなどを入れれば、トランザクション管理なども行え、
オフラインアプリケーションを構築することが出来るのですが、何に使うかは考えるところだと思います。
現状の実装では、gmail、googleカレンダーなどがオフラインに対応していますが、
HTML5などのWeb標準に開発作業をシフトすることを理由に、開発を停止するとのこと。
関連リンク
HTML5
http://www.w3.org/TR/2010/WD-html5-20100304/
HTML5 Logo
http://www.w3.org/html/logo/
Web Storage
http://www.w3.org/TR/webstorage/
IndexedDB
http://www.w3.org/TR/IndexedDB/
SQLite
http://www.sqlite.org/
Google Gears
http://gearsblog.blogspot.jp/2011/03/stopping-gears.html
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