PopekとGoldbergの仮想化要件:XEN, Hyper-V, VMware①

この記事は2012年6月20日に書かれたものです。内容が古い可能性がありますのでご注意ください。


Virtualization(仮想化)と
Emulation(エミュレーション)の違い

Virtualization(仮想化)とEmulation(エミュレーション)の解釈が混同されている情報がインターネット上に多いので要注意です。

1974年にアメリカの科学者が定義したVirtualizaiton管理マシンの特性要件です:

※VMM:仮想化管理マシン、要は仮想環境を管理するシステムやアプリケーション

  • 等価性(Equivalence):VMM の元で動作するプログラムは、
    等価な実際のマシン上で直接実行した場合と本質的に同じ振る舞いを示さなければならない。
  • 資源の管理(Resource Control):VMM は仮想化された資源を完全にその管理下におかなければならない
  • 効率性(Efficiency):統計的に大部分の機械の命令を VMM の介在なく実行できなければならない
導入が楽で、個人でよく使われているエミュレーションは、ハードウェアの上に仮想ハードウェアを作成して動作するので
定義の「等価性」を満たすのが難しいです。
XEN、Hyper-Vなどの仮想化ソフトウェアは定義を満たす設計思想で提供されていますが、エミュレーション機能も搭載されているため、
これらのソフト操作で仮想化とエミュレーションが混同されている操作手順がインターネット上に多くあります。
特に勘違いが多いのがXEN、和訳が良くないのでしょうがXENの「完全仮想化」モードは、
「すべてのハードウェアをエミュレーションする」状態です、XENを使っているというよりはQEMUというエミュレーションソフトを使っています。
紛らわしいことに、「準仮想化」モードが「仮想マシンが直接ハードウェアを直接制御」する仕様です。
仮想化・エミュレーションの混同には要注意です。
By Takahiko Sugiyama
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