V言語の配列
配列とは、複数の値を番号で管理する方法である。
V言語にも、他のプログラミング言語同様、配列が存在する。
この記事では、V言語の配列を紹介する。
概説
- V言語の配列定義は、
[]に挟まれたカンマ区切りの値 <<で要素の追加も可能- 配列の各要素を参照するときは0から始まるインデックスを使う
printlnで各要素や全体を表示可能
扱うコード
fn main() {
/**
* 最初にすべて定義する
*/
some_evens := [0, 2, 4, 6]
/**
* 0から始まるインデックスで要素を表示する
*/
println(some_evens[0])
/**
* 最初に形式的な定義を行い
* 後から値を追加
*/
mut some_ints := [] int
some_ints << 1
some_ints << 2
some_ints << [3, 4]
/**
* すべてを表示する
*/
println(some_ints)
}
最初からすべての要素を定義
[] の中に、コンマ区切りで値を列挙する
[]の中身の値は、すべて同じデータ型でなければならない
some_evens := [0, 2, 4, 6]
途中での要素追加
あらかじめ変数定義の際に、mutを使って可変にしておく必要がある。
最初の代入時には、[] 型名を入れる必要がある。
<<演算子で要素を追加する。
要素の追加時には、単体の値も、配列もどちらも追加できる。
単体の値を追加した場合には、元の配列の末尾にその値が追加される。
配列を追加した場合には、以下のような配列に変化する。
[
元の配列の0番目の要素,
(中略),
元の配列の最後の要素,
追加された配列の0番目の要素,
(中略),
追加された配列の最後の要素
]
実際のコードで示すと、以下のようになる。
下記コードで、最終的にsome_intsは [1, 2, 3, 4]という配列を生成する。
mut some_ints := [] int
some_ints << 1
some_ints << 2
some_ints << [3, 4]
表示
println(変数名[0から始まるインデックス])で要素を表示する。
println(変数名)で全体を表示する。
例えば、以下のコードでは、println(some_evens[0])で、
some_evensの0番目(最初)の要素0が表示される。
一方、println(some_ints)で、some_intsの全要素が[1, 2, 3, 4]と表示される。
some_evens := [0, 2, 4, 6]
println(some_evens[0])
mut some_ints := [] int
some_ints << 1
some_ints << 2
some_ints << [3, 4]
println(some_ints)