文字列がどんどん繋がります
みなさんおはようございます。
連載の担当者、後藤です。
前回は、簡単なお返事をしてくれるプログラムを書いてもらいましたね。
おつかれさまでした。
いままでやったことは、以下の二つです。
- すでにある文字列を、ただ表示する
- なにか文字列を入力してもらう
いままでは、文字列に手を加えることはありませんでした。
今回は、すでにある文字列を足しあわせてもらうことで、
もっと使いやすい形の文字列を作ってもらいます。
今日の流れです。
- おさらい
- 文字列の足し算
- 実習
- まとめ
- おまけ: 文字列の掛け算など
1. おさらい
前回、標準出力を扱いました。
その時、二つの文字列をくっつける方法も学習しましたね。
おさらいしましょう。
コード例
using System; namespace StringConcatByConsoleWrite { class MainClass { public static void Main(string[] args) { // 二つの文字列がくっついて表示されます。 Console.Write("くっついて"); Console.Write("表示されました!"); } } }
理屈の上では、これを何回も繰り返せば、何個もの文字列をくっつけて表示できます。
例を見てみましょう。
コード例
using System; namespace LongVersionOfStringConcatByConsoleWrite { class MainClass { public static void Main(string[] args) { // 全てくっついて表示されます Console.Write("みんな"); Console.Write("みんな"); Console.Write("みんな"); Console.Write("まとめて"); Console.Write("一緒に"); Console.Write("表示されました!"); } } }
でも、これ長くありませんか?
毎回、Console.Write()を書くんでしょうか。
最初から、文字列を一個にまとめてしまって、
表示すればいい気がします。
そんな方法、あるのかな?
2. 文字列の足し算
いくつもの文字列をつなげて、新しい文字列を作る方法、あります!
それが、文字列の足し算。
使う記号は、『+』だけ。
例えば、こんな感じです。
コード例
// 二つの文字列が合体して、『文字列の足し算』という新しい文字列ができます。 "文字列の" + "足し算";
使い方を以下に載せます。
コード例
using System; namespace StringConcatExample { class MainClass { public static void Main(string[] args) { // 基本的な使い方 Console.WriteLine("くっつけ" + "られました。"); // 二個以上使うこともできる。 Console.WriteLine("もっと" + "くっつけ" + "られました"); } } }
3. 実習
以下の文字列を連結するコードを書いてください。
1行目. “今日の” “課題”
2行目. “うまく” “できました。”
3行目. “C#は” “とっても” “楽しいです。”
4. まとめ
今日は、文字列の足し算について学びました。
次回は、数の計算(算数)と、でたらめな数の出し方(乱数)を学びましょう。
ゲーム制作関連のオススメ連載リンク
とっても手軽なゲーム制作体験!
Unityゲーム開発基礎
実際のリリースゲームを題材にしたハンズオンゲーム制作連載
実践unityゲーム開発