Unity Asset Storeで入手できる2016年8月限定の無料アセットを使ってみた
■Unity Asset Store Level 11 とは?
Unity Professional Editionユーザーを対象に、厳選されたアセットを無料あるいは超特価で配信するサービスです。
ラインナップは毎月更新され、入手したアセットは通常購入したアセットと同様のバージョンアップを受けられます。
※Pro版以外をご使用のユーザーでも格安で入手できるのでおすすめです。
[Unity_317×90]
■今月限定の無料アセット
Event System – Dispatcher

パブリッシャー:ootii
カテゴリー:スクリプト
対象バージョン:Unity 4.6.1 以降
価格:15$ → 無料
概要:ディスパッチャー用スクリプトです。ディスパッチとは配ったり割り当てたりすること。個々のスクリプトに仕込んだメソッドを簡単に呼び出すことができます。ディスパッチする対象はオブジェクト名やタグ名
【実際に使ってみた】
Sphereにアタッチしたスクリプトから、Cube × 3に一斉にメソッドの実行命令をDispatchするサンプルです。
■インスペクター

■Sphereにアタッチしたメソッド(命令を飛ばす側)
using UnityEngine;
using com.ootii.Messages;
public class Messenger : MonoBehaviour {
void Update() {
// スペースキーを押したら
if (Input.GetKeyDown(KeyCode.Space)) {
// MyNameという名前のリスナーにメッセージをディスパッチ
MessageDispatcher.SendMessage("MyName");
}
}
}
■Cube × 3にアタッチしたメソッド(命令を受け取る側)
using UnityEngine;
using com.ootii.Messages;
public class Listener : MonoBehaviour {
void Start () {
// ディスパッチされたメッセージを受け取るためのリスナーを追加
// SendMessage側と同じ名前を設定する必要がある
MessageDispatcher.AddListener("MyName", DebugMyName);
}
// 実行されるメソッド
void DebugMyName(IMessage rMessage) {
// ログにこのオブジェクトの名前を出力する
Debug.Log(this.gameObject.name);
}
}
感想:超便利。「集めて配列にしまってループして実行する」という手間が省けます。同時に操作するオブジェクトが多いゲームほど相性が良いと思います。
ArchVizPRO Beds Vol.1

パブリッシャー:ArchVizPRO
カテゴリー:3Dモデル/小道具/家具
対象バージョン:Unity 5.0.2 以降
価格:14.99$ → 無料
概要:ベッドです。3D。
【実際に使ってみた】
MG Patcher Tools – Pro

パブリッシャー:MonkeyGameZ
カテゴリー:エディタ拡張/ユーティリティ
対象バージョン:Unity 5.3.5 以降
価格:20$ → 無料
概要:パッチャーです。差分など必要最低限のパッチデータをサーバーにアップロードしてくれるエディタ拡張です。
感想:今のところ使う機会がなさそうなのでそのうち・・・。
Forest 2D Painted Environment

パブリッシャー:Calvin Weibel
カテゴリー:テクスチャ/マテリアル/2Dタイルマップ
対象バージョン:Unity 5.0.0 以降
価格:15$ → 無料
概要:2Dゲーム用のテクスチャパックです。
【実際に使ってみた】
(デモシーンを再生してシーンビューを3D表示しています。)

感想:いじりまわすというよりはそのまま使う感じ。色違いなどは用意されているがパターン数はそこそこ。インポートが重かった…。
QS Editer – 2D Tools

パブリッシャー:Quadrante Studio
カテゴリー:エディタ拡張/ユーティリティ
対象バージョン:Unity 5.3.4 以降
価格:25$ → 無料
概要:スプライトシートのセットと、その編集用の拡張ツールです。インスペクターにより詳細な情報が表示されるツールが入ってるため、2D素材の編集がより簡単に行えるようになります。
まだ購入していないPro版ユーザーの皆さま、無料は月末までなのでお忘れなく!
▶
【Unity】3Dアクションゲームを作ろう!#7 ステージの作成(Skybox・落下判定)
▶
【Unity】3Dアクションゲームを作ろう!#8 ステージの作成(スイッチ・扉)
▶
【Unity】3Dアクションゲームを作ろう!#9 プレイヤーのHP管理
▶
【初心者Unity】JsonUtilityクラスでJSONを扱う方法
▶
【初心者Unity】スクリプトからコンポーネントを追加する方法
TECH PROjin 各連載はこちら!
開発系の技術が学べる連載
Developer 連載一覧
インフラ系の技術が学べる連載
Infra_Engineer 連載一覧

