Unity認定試験に合格しました


Unity認定試験に合格しました


日本でも正式にスタートしたUnity認定試験を受験してきました。
無事合格しましたので、試験の概要や実際に行った勉強・対策などを紹介したいと思います。

Unity開発者認定試験とは?


Unity Technologies公式より

ゲーム開発の現場において必要とされるUnityに関する知識と技能が一定水準に達している事をUnity Technologiesが認定するのがUnity認定試験です。

詳しくはこちらをご覧ください。
http://japan.unity3d.com/certification/

試験概要


・試験時間は90分間で、問題数は100問
・1問につき20点の配点で、満点は2000点
・正答率70%で合格(1400点以上で合格)
・16のチャプターで構成され、各チャプターごとに採点される
・1つのチャプターで合格点に満たなくても、全体で70%正答できればOK
・チャプターの順番は決まっているが、チャプター内の問題はランダム
・2Dに関する問題は出題されない
・出題形式は選択問題、組み合わせ問題、ホットスポット問題の3種類
・前の問題には戻れない
・全問終了後、すぐに結果が表示される
・翻訳された日本語はけっこう読めるものであるが、稀に怪しい箇所もある
(ただし、外国に本社がある他のベンダー試験にくらべたらかなりまとも)

■試験範囲

試験範囲は下記のページからダウンロードできるPDF「試験目的一覧」に載っています。
http://japan.unity3d.com/certification/

■チャプターについて

試験問題は16のチャプターで構成されていて、その順番は以下のように決まっているようです。
※各チャプターの出題数は私が受験したときの正確なデータですが、ここら辺は多少前後する可能性もありますので目安としてみてください。

1. アニメーション(10問)⇒ 傾向と対策
2. アセット管理(9問)
3. オーディオ(5問)
4. Editorのインターフェース(11問)
5. 職務における心構え(2問)
6. ゲームアートの原則(2問)
7. ゲームデザインの原則(2問)
8. 業界情報(2問)⇒ 傾向と対策
9. ライティング(9問)
10. MaterialとEffect(8問)
11. ナビゲーションと経路探索(4問)⇒ 傾向と対策
12. Physics(9問)
13. プログラム(13問)
14. プロジェクト管理(5問)
15. ユーザーインターフェース(5問)
16. サービス(4問)

■選択問題について

選択問題はすべて、4つの選択肢から1つだけ選択する問題でした。
ほとんどの問題がこの選択問題で、体感的には9割弱くらいだった気がします。

■組み合わせ問題について

組み合わせ問題はすべて、4×4で組み合わせるものでした。
出題頻度はたまに出てくる(7~8問)くらいで、1問も出ないチャプターもありました。
※チャプター内の出題はランダムなので、もっと用意されている可能性もあります。

■ホットスポット問題

ホットスポット問題は画面の適切な個所をクリックする問題です。
全体で6~7問くらいだった気がします。
この出題形式が割と隅を突いてきました。

試験の難易度(体感)


まず私の成績ですが、得点は1920点でした。(1問20点の2000点満点)
100問中4問、間違えたことになります。
(アセット管理、オーディオ、Editorのインターフェース、MaterialとEffectで一問ずつ間違えました。)
平均点がわからないので良いかどうかはわかりませんが、合格正答率が70%ですので、かなり余裕がある合格でした。

試験時間は90分ですが、私は37分で回答し終えました。私より早い方も数人いました。
計算や記述が必要な問題などは出題されないため、一番時間をかけた問題でも2分くらいでした。

試験の難易度ですが、結果的には簡単という感想です。
ただし、私はUnityを本格的に触り始めて3年ちょっとになりますが、ノー勉だったらギリギリだったかも…という気がします。

ではなぜ簡単という感想に至ったかというと、「傾向と対策がはっきりしている」ためです。
具体的には次項の勉強法にて詳しく書きますが、まあコレおさえとけばイケるっしょ!があります。笑
勉強期間は1週間(計20時間)ほどです。

問題に関しては、「考えられるか」よりも「知っているか」です。
「試験目的一覧」に載っている内容が簡単に説明できれば大丈夫でしょう。

普段Unityを使っている方でもつまづく可能性があるとしたら、操作に関する問題だと思います。
例えば、シーンビューにおける視点変更のマウス操作、全部把握してますでしょうか?
オブジェクトやコンポーネントをメニューバーから作成するときの項目名を順番に追えますでしょうか?
のように、普段無意識に行っている操作や、普段使わない操作を改めて文字として見ると結構迷ったりします。

試験範囲に載っている各項目の試験の目的は、かなり出題に近いことが書かれています。
必ず目を通しておきましょう!

2択から先に確信がない問題も少しありましたが、それを捨ててもいいくらいサービス問題が多かった印象です。
ここら辺は試験のコンセプトしかり、「難しいことじゃなく、当たり前を知ってほしい!」ってところなのかなと思いました。
※個人の感想です

試験に役に立った勉強法


■Unity認定開発者コースウェア

もっとも効果的な学習はUnity認定開発者コースウェアでした。

コースウェアはUnityが用意しているオンラインビデオ教材です。
Unity Plusのサブスクリプションを購入していれば、1か月間視聴が可能です。(Proなら3か月)
詳しくはこちらをご覧ください。
http://japan.unity3d.com/blog/press/20170509_Certification

このコースウェアは全20チャプターから構成されており、動画の総時間数は20時間弱あります。
しかし、内容はかなりのハイペースで解説が進められるため、止めたり戻したりしてると20時間では終わらないでしょう。
実際私も全ての動画を見たわけではありません。。。(そんな時間ないよ!笑

そこで、各チャプターに用意されている「自己評価」最低限これだけはやっておいた方がいいです。
自己評価という名前ですが、要するに確認問題です。各チャプターに5問ほど用意されています。

★この自己評価と同じような問題が本試験でもかなりの割合で見受けられました。
(同じようなというのは、翻訳が少し違うかなー程度です。)

★自己評価を先にやり、よくわからなかった分野だけ動画を見て学習する。
本来の順序とは逆になりますが、時間がない方にはお勧めします。
(私の場合、プログラミングのチャプターは1秒も動画を見ていません笑)

私の場合、ライティングやオーディオは普段ほとんど触らないため、始めにやった自己評価は壊滅的でしたが、この対策は本試験の結果からわかる通り、効果的かつ高効率な学習となりました。

また、職務における心構え、ゲームアートの原則のチャプターは、アメリカ的、Unity社的なゲーム開発に対する考えが問題に反映されています。
これらは普段Unityを使っているだけでは対策できない内容ですので、コースウェアを使って押さえておきたい分野となります。

問題は、サブスクリプションはお金がかかることですね。
コースウェアだけ切り売りしてくれれば良いのですが、それはできません。(2017年10月現在)
Unity Plusのサブスクリプションでも年間で47,400円(一括支払い)掛かり、コースウェアのためだけにこの額を支払うのは少々ためらわれる気もします。Unity認定試験を実施しているUnity認定トレーニングパートナー(ITスクールなど)では、コースウェアの販売も行っているようですので、そちらを利用することも考えてみてはいかがでしょうか。

★コースウェアだけ購入できるようになったみたいです。3か月で¥18,000(税込み¥19,440)
https://certification.unity.com/courseware

●ここまでする必要はなかったかな?という勉強

知らない単語は片っ端からリストアップして、Unityのリファレンスやグーグル先生を使って単語リストを作成しました。
正答ではない選択肢が、正答でない理由までわかるように勉強しようと思ったのですが、「そりゃないだろ笑」的な選択肢が多いためここまでする必要はなかったかなーとも思いました。
国内一発目の試験で情報が少なかったため仕方ありません。
2~3問の底上げにはつながったと思いたいです。

■勉強にお金をかけたくないなら

コースウェアを利用しないのであれば、「試験目的一覧」を使って対策をしましょう。
下記のページからPDFがダウンロードできます。
http://japan.unity3d.com/certification/

内容に抽象的な表現が多いため、実際に試験を受けるまでは目安程度にしか捉えていませんでしたが、試験後に見てみるとけっこう試験問題と合致しているものだったようです。
選択肢自体は単純なものが多いため、ここに書いてある内容が「何のこと言ってるのかわからないぞ…」という状態でさえなければ、正答できる問題も多いでしょう。

後は、とにかく普段使わないものを重点的に学習しましょう。実際にUnityでその機能・そのViewを触ってみることです。
繰り返しますが、選択肢は難しくありません。
浅く広く出題されますが、捨てるチャプターは作らずに、満遍なく押さえておきましょう。

試験を受けて良かった


試験を受けてみた良かったと思っています。
結果的に普段使わない機能について詳しくなれましたし、普段使う機能でも知らなかったことがいくつかありました。
今後、この試験の認知度が上がり、資格自体の優位性が向上していけば良いなと思います。

今後は、各チャプターの押さえておきたいポイントなどを紹介していこうと思います。

Unity認定試験対策問題


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