LPICよくある質問集第②回~コマンド由来編~その3


今回はLPICでよくある質問集の第②回の続きになります。
それでは早速よくある質問ドドーン!

Q2「LPICに出てくるLinuxコマンドってどうやって覚えるんですかー?」

LPICの学習をしているとよく苦戦するのが、数多くあるLinuxコマンドの暗記であります。
Linuxコマンドを覚えることは一番はコマンドを打って覚えることですが、そのきっかけとしてコマンドの由来がどこから来ているのか、ということを知るのは非常に有効な手段になります。
Linuxコマンドはだいたい何かの略称となっています。

今回はその3回目!
これを見てコマンドを暗記していきましょう~!
今回はパッケージ管理に関するコマンドたちの語源がなんなのか、見ていきます!
それではスタートです!

■パッケージ管理コマンド

・wget

語源:World Wide Web get(wwwからgetする)
意味:Webサーバなどからファイルをダウンロードする
書式:wget [URL] 
説明:
Webサーバ、ftpサーバなどからファイルのダウンロードを行うコマンド。
wgetというコマンド名は、Web(Www)からファイルをダウンロード(GET)するところからきている。
例えばWeb上に上がっている、アーカイブファイルやソースファイルなどをダウンロードすることができる。
ソフトウェアをソースコードからインストールするときに使うコマンドである。

・rpm

語源:RedHat Package Manager(RedHat社のパッケージマネージャ)
意味:RPMパッケージを管理、操作する
書式:rpm [オプション] [パッケージ名]または[パッケージファイル名]または[ファイル名] 
説明:
RedHat社が開発したパッケージ管理システムのことをRPMといい、そのRPMで扱うパッケージのことをRPMパッケージという。
そのRPMパッケージを管理、操作するコマンド。
rpmというコマンド名は、RedHat社製のパッケージ(Package)を管理するもの(Manager)というところからきている。
RPMパッケージのインストール、アンインストール、情報の照会、検査などなど、RPMパッケージに対して色々な操作ができる。
そのためオプションも非常に多い。
オプションも何かの略になっていることがほとんどなので、ページ下部の番外編でなんの略称なのか紹介していく。

・rpm2cpio

語源:rpm to cpio(rpmからcpioへ)
意味:rpm形式のファイルをcpio形式のファイルに変換し、標準出力に出力する。
書式:rpm2cpio [パッケージファイル名] 
説明:
rpm形式のファイルをcpio形式に変換することで、パッケージファイルの中身を取り出したり、コピーしたりすることができるコマンド。
rpm2cpioというコマンド名は、rpm形式からcpio形式へ、つまり英語でいうとrpm(RPM) to cpio(CPIO)となり、toを発音の同じであるtwo(2)にしたところからきている。
デフォルトのままだと、標準出力に出力するコマンドなので、「|(パイプ)」を使ってcpioコマンドの標準入力に渡してあげると、cpioコマンドでファイルのコピーなどが行えるようになる。

・yum

語源:Yellowdog Updater Modified(修正されたYellowdog Updater)
意味:LinuxのRPM Package Managerのパッケージを管理する
書式:yum [サブコマンド] [パッケージ名] 
説明:
Yellow Dog LinuxというRedHat系Linuxディストリビューションがあり、そこで使われていたパッケージ管理システムはYellowdog Updaterであった。
yumというコマンド名は、Yellowdog Updaterを修正した(Modified)ところからきている。
パッケージのインストール、アンインストール、アップデート、検索などなど、パッケージに対して様々な操作ができる。
またネットワーク上のパッケージを探して、ネットワーク経由でインストールなどを行ったり、依存関係にあるパッケージも一緒にインストールしてくれるなど非常に便利なツールである。
ダウンロードを先に行う必要もなく、パッケージのインストールなどで頻繁に使われるコマンドである。

・yumdownloader

語源:Yellowdog Updater Modified downloader(YUMのダウンローダー)
意味:RPMパッケージのダウンロードのみを行う
書式:yumdownloader [パッケージ名] 
説明:
YUMのリポジトリからRPMパッケージをダウンロードするためのコマンド。
yumdownloaderというコマンド名は、yumのダウンロード機能のみを持った(DOWNLOADER)ところからきている。

・dpkg

語源:Debian Package(Debianパッケージ)
意味:Debianのパッケージの管理、操作を行う。
書式:dpkg [オプション] [パッケージ名]または[パッケージファイル名]または[ファイル名] 
説明:
Debianパッケージのインストール、アンインストール、情報の照会などを行うコマンド。
dpkgというコマンド名は、Debianパッケージ(PacKaGe)を管理、操作するところからきている。
オプションが非常に多く、オプションも何かの略になっていることが多いので、ページ下部の番外編で紹介していく。

・dpkg-reconfigure

語源:Debian package reconfigure(Debianパッケージの再設定)
意味:Debianパッケージの再設定を行う
書式:dpkg-reconfigure [パッケージ名] 
説明:
インストール済Debianパッケージに対して、対話的に再設定を行うコマンド。
キーボードの設定などがおかしかったりしたときに、キーボードの再設定を行うことができたりする。
試験でも頻出のコマンドである。
dpkg-reconfigureというコマンド名は、Debianパッケージ(PacKaGe)の再設定(RECONFIGURE)を行うところからきている。

・dselect

語源:Debian package select(Debianパッケージを選択する)
意味:Debianパッケージの管理、操作
書式:dselect 
説明:
Debianパッケージのインストール、アンインストール、アップデートなどを行うコマンド。
対話的にパッケージの管理を行うことができる。dpkgコマンドのフロントエンドツールである。
dselectというコマンド名は、Debianパッケージを選択して(SELECT)、操作を行うところからきている。
対話的にインストールなどを行うことができるため、dpkgコマンドを使いこなせない人などはdselectコマンドのほうが使いやすいかもしれない。

□番外編
rpmコマンドやdpkgコマンドにはオプションが豊富です。
またオプションは「-r」が「– -remove」の略だったり、これも何かの略になっていることが多いです。
今回はそれらのオプションが何の略になっているかについても伝授していきます!

◇rpmコマンド
-i ⇒– -install ⇒パッケージをインストールする
-e ⇒– -erase ⇒パッケージをアンインストールする
-v ⇒– -verbose ⇒(インストール時など)詳細情報を表示する
-h ⇒– -hash ⇒(インストール時など)進行状況を「#(ハッシュ)」で表示する
-U ⇒– -upgrade ⇒(パッケージバージョンの新旧関係なく)パッケージをアップグレードする。未インストールの場合はそのパッケージをインストールする。
-F ⇒– -freshen ⇒(パッケージバージョンが旧バージョンのときのみ)パッケージをアップグレードする。未インストールの場合は何も行わない。
-V ⇒– -verify ⇒パッケージからインストールされたファイルに変更がないか検査を行う。
-qa ⇒– -query – -all ⇒インストール済全パッケージを表示する
-qi ⇒– -query – -info ⇒インストール済パッケージの情報を表示する
-ql ⇒– -query – -list ⇒インストール済パッケージに含まれるファイルリストを表示する
-qc ⇒– -query – -configfiles ⇒パッケージからインストールされた設定ファイル名を表示する(/etc以下のファイルなど)
-qd ⇒– -query – -docfiles ⇒パッケージからインストールされたドキュメントファイルを表示する(/usr/share/docや/usr/share/man以下のファイルなど)
-qpi⇒– -query – -package – -info⇒未インストールパッケージの情報を表示する
-qpl⇒– -query – -package – -list⇒未インストールパッケージ内に含まれるファイルリストを表示する
-qf ⇒– -query – -file ⇒ファイルがどのパッケージからインストールされたかを表示する

◇dpkgコマンド
-i⇒– -install ⇒パッケージをインストールする
-r⇒– -remove ⇒設定ファイルを除いてパッケージをアンインストールする
-P⇒– -purge ⇒設定ファイルを含んでパッケージをアンインストールする
-l⇒– -list ⇒インストール済パッケージを検索して表示する
-L⇒– -listfiles ⇒パッケージからインストールされたファイルを一覧表示する
-s⇒– -status ⇒パッケージの情報を表示する
-S⇒– -search ⇒ファイルがどのパッケージからインストールされたかを表示する
-c⇒– -contents ⇒パッケージに含まれるファイルを表示する
-E⇒– -skip-same-version⇒同じバージョンのパッケージがインストールされている場合は、インストールしない
-G⇒– -refuse-downgrade ⇒インストール済パッケージの方が新しい場合は、インストールしない
-C⇒– -audit ⇒インストールが中断されているパッケージを検索する

今回は以上8個のパッケージ管理コマンド、そして番外編でrpmコマンドとdpkgコマンドのオプションの由来を紹介しました!
コマンドの使い方が分からない場合には語源だけではなく意味や書式、説明なんかのほう見てみてください。
由来からコマンドをどんどん覚えていきましょう~!
それではまた次回、乞うご期待!!!

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