【CCNP試験対策】練習問題で学ぶCCNP【ルートマップ編】Part 2
CCNPの試験で出題されるような問題を見ながら、CCNAに比べて深くなった部分や、CCNAでは触れていなかった部分を解説していきます!
今回もルートマップについて書いていこうと思います。ルートマップはシミュレーション問題でも出題されていて、CCNP試験の中でも頻出の分野です。特に今回出題するPBRは設定コマンドまでしっかりと押さえておきましょう。
CCNAに合格して、次の資格としてCCNPを学習中の方や、またはこれからCCNPの学習を始めようとしている方の助けになれば幸いです。
問題1
再配送を行う際に、ルートマップを使用することでどのようなメリットがありますか。
- 設定を簡潔にすることが出来る
- フィルタリングやメトリックの設定を一度に行うことが出来る
- メトリックを指定することなく再配送を行うことが出来る
- スタティックルーティングの経路を再配送することが出来る
問題2
ルートマップを使用して、通信が転送される経路を制御する仕組み(PBR)について正しい記述は以下のうちどれですか。
- ルーティングテーブルが作成されていない場合のみにルートマップを使用することが出来る
- ルーティングテーブルには経路を登録しておく必要がある
- 拡張アクセスリストを使用することで、プロトコルによって転送先を変更することが出来る
- ルートマップでは、通信のフィルタリングのみを行うことが可能である
問題3
上図のようにルータが構成されています。PBRを使用して、「172.16.1.0/24」のネットワークに通信を送る際に、HTTP通信はRouter3を、それ以外の通信はRouter4を経由して転送するようにしたい。
次の設定コマンドの①、②に入るものとして正しいコマンドは次のうちどれですか。(2つ選択)
(config)#access-list 100 permit tcp 0.0.0.0 255.255.255.255 172.16.1.0 0.0.0.255 eq 80
(config)#route-map test permit 10
(config-route-map)#match ip address 100
①
(config-route-map)#exit
②
(config-route-map)#set ip next-hop 192.168.20.1
(config-route-map)#exit
(config)#interface fa0/0
(config-if)#ip policy route-map test
- (config-route-map)#set ip next-hop 192.168.10.1
- (config-route-map)#set ip default next-hop 192.168.10.1
- (config-route-map)#set next-hop 192.168.10.1
- (config)#route-map test permit 20
- (config)#route-map test deny 20
- (config)#route-map test deny 10
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