Java 11 練習問題 ～ローカル変数型推論編～ その2

java 11 練習問題 ～ローカル変数型推論編～

java 11 練習問題 ～ローカル変数型推論編～

動作環境と問題内容について

javaの練習問題です。 出題範囲はjava 9 以降に追加された範囲を中心とします。このシリーズでは、ローカル変数型推論に関する問題を出題します。

難易度は Java SE 11 Programmer I の試験と同程度※を想定しています。

※ただし、場合によっては同試験には出題されない内容や形式が含まれることもあります。あくまでも難易度の目安として解答してください。

実行環境は以下の通りです。

javaのバージョン
　javac 11.0.2
　openjdk version “11.0.2” 2019-01-15
　OpenJDK Runtime Environment 18.9 (build 11.0.2+9)
　OpenJDK 64-Bit Server VM 18.9 (build 11.0.2+9, mixed mode)

※問題文に書いてあるプログラムを実行する際は自己責任で実行してください。

問題

次のプログラムを作成した。コンパイル、実行に関して以下の問いに答えなさい。

プログラム(Sample.java)

public class Sample{
    public static void main(String[] args){
        /* A */
    }
}

問．以下の a ～ d のコードのうち、Aの部分に入れた場合にコンパイルエラーになるコードはどれか。すべて選べ。いずれもコンパイルエラーにならない場合は e を選択せよ。

選択肢

a. var str = “Hello”;

b. var num1 = 1, num2 = 2;

c. var num = 1, str = “Hello”;

d. var length = “Hello”.length();

e. a ～ d のいずれもコンパイル可能

（解答はこちら）

解答

b. var num1 = 1, num2 = 2;

と

c. var num = 1, str = “Hello”;

解説

java でローカル変数型推論を利用する場合、変数宣言時に代入された値からデータ型が推測される。

b. var num1 = 1, num2 = 2;

java のローカル変数型推論を利用する場合、 まとめて複数の変数を宣言すること（複合宣言）はできない 。

よってコンパイルエラー。

詳しくはこちらの記事を参照

c. var num = 1, str = “Hello”;

選択肢 b と同じ。

まとめ

java 10 からは、ローカル変数型推論を用いた変数宣言ができるようになった。

正確に理解した上で、設計や実装時にはソースコードの保守性が下がらないように注意して利用する必要がある。

 ＜＜前回の問題はこちら  |  第1問はこちら  |  次の問題はこちら＞＞＞ 

新連載はじまりました！新Java基礎 連載リンク

はじめてのJAVA 連載