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【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【ルーティングプロトコル編】Part 4
2019.04.28

【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【ルーティングプロトコル編】Part 4

【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【ルーティングプロトコル編】Part 4

CCNAの取得を目指している方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
前回に引き続きルーティングプロトコルに関する内容に絞った問題を出題していこうと思います。
ダイナミックルーティングには様々なルーティングプロトコルがあり、CCNAでは代表的な「RIP」と「OSPF」、そしてCisco独自のルーティングプロトコルである「EIGRP」について出題されます。しっかりと理解しておきましょう!

問題1

ROUTER# show ip route

192.168.12.0/24 is variably subnetted, 9 subnets, 3 masks
C 192.168.12.64 /28 is directly connected, Loopback1
C 192.168.12.32 /28 is directly connected, Ethernet0
C 192.168.12.48 /28 is directly connected, Loopback0
O 192.168.12.236 /30 [110/128] via 192.168.12.233, 00:35:36, Serial0
C 192.168.12.232 /30 is directly connected, Serial0
O 192.168.12.245 /30 [110/782] via 192.168.12.233, 00:35:36, Serial0
O 192.168.12.240 /30 [110/128] via 192.168.12.233, 00:35:36, Serial0
O 192.168.12.253 /30 [110/782] via 192.168.12.233, 00:35:37, Serial0
O 192.168.12.249 /30 [110/782] via 192.168.12.233, 00:35:37, Serial0
O 192.168.12.240/30 [110/128] via 192.168.12.233, 00:35:36, Serial 0

上のルータの表示中の128が表すものはどれですか。

  1. コスト
  2. プライオリティ値
  3. ホップ数
  4. プロセスID
  5. アドミニストレーティブディスタンス
問題1の解答と解説を表示

解答)A

show ip routeで動的に学習したネットワークを表示すると、ネットワークアドレスの後に[○○ / ○○]のように二種類の数値が表示されます。1つ目の数値は、アドミニストレーティブディスタンスを表しています。OSPFではデフォルトで110になっています。2つ目の数値は、メトリック値を表しています。OSPFの場合は、メトリックにコストを利用するため、コスト値が表示されます。

問題2

OSPFを実行するためにルータを正しく構成し、ネットワーク192.168.16.0/24をOSPFエリア0に追加するためには、どのコマンドが必要ですか。(2つ選択)

  1. Router(config)# router ospf 0
  2. Router(config)# router ospf 1
  3. Router(config)# router ospf area 0
  4. Router(config-router)# network 192.168.16.0 0.0.0.255 0
  5. Router(config-router)# network 192.168.16.0 0.0.0.255 area 0
  6. Router(config-router)# network 192.168.16.0 255.255.255.0 area 0
問題2の解答と解説を表示

解答)B,E

OSPFの設定をするためには、まず、(config)# router ospf <プロセスID>のコマンドで、ルータコンフィグレーションモードに移行します。プロセスIDには、1~65535までの数字が設定できます。その後、(config-router)# network <ネットワークアドレス> <ワイルドカードマスク> area[エリア番号]のコマンドでネットワークを指定します。

≪間違い選択肢≫

  1. プロセスIDに0は使用できません。
  1. プロセスIDの設定なので、areaは間違いです。
  1. エリア番号を表すareaの単語が抜けています。
  1. ネットワークはサブネットマスクではなく、ワイルドカードマスクを使って指定します。

問題3

ネットワーク管理者はR1とR2の2台のルータのOSPFの設定をトラブルシューティングしています。ルータはEthernetのリンクで隣接関係を確立できていません。


R1: Ethernet0 is up , line protocol is up
Internet address 192.168.1.2/24 Area 0
Process ID 1 , Router ID 192.168.31.33 , Network Type BROADCAST , Cost: 10
Transmit Delay is 1 sec , State DR , Priotity 1
Designated Router (ID) 192.168.31.33 , Interface address 192.168.1.2
No backup designated router on this network
Timer intervals configure , Hello 5 , Dead 20 , Wait 20 , Retransmit 5


R2: Ethernet0 is up , line protocol is up
Internet address 192.168.1.1/24 Area 0
Process ID 2 , Router ID 192.168.31.11 , Network Type BROADCAST , Cost: 10
Transmit Delay is 1 sec , State DR , Priotity 1
Designated Router (ID) 192.168.31.11 , Interface address 192.168.1.1
No backup designated router on this network
Timer intervals configure , Hello 10 , Dead 40 , Wait 40 , Retransmit 5

上記のR1、R2のshow ip ospf interface e0コマンドの出力結果から問題は何だと考えられますか。

  1. OSPFのエリアが正しく設定されていない。
  2. R1のプライオリティをもっと高く設定する必要がある。
  3. R1のコストをもっと高く設定する必要がある。
  4. Hello、Deadタイマーが正しく設定されていない。
  5. ネットワークにBDRを加える必要がある。
  6. OSPFプロセスID番号をそろえなければならない。
問題3の解答と解説を表示

解答)D

R1とR2の設定を比較すると、R1では、Helloタイマーが5秒、Deadタイマーが20秒に設定されています。R2では、Helloタイマーが10秒、Deadタイマーが20秒に設定されています。隣接関係を確立するためには、Hello、Deadタイマーの値をそろえる必要があります。

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