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【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【ルーティングプロトコル編】Part 1
2019.04.07

【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【ルーティングプロトコル編】Part 1

【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【ルーティングプロトコル編】Part 1

CCNAの取得を目指している方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
今回はルーティングプロトコルに関する内容に絞った問題を出題していこうと思います。
ダイナミックルーティングには様々なルーティングプロトコルがあり、CCNAでは代表的な「RIP」と「OSPF」、そしてCisco独自のルーティングプロトコルである「EIGRP」について出題されます。しっかりと理解しておきましょう!

問題1

スタティックルーティングとダイナミックルーティングの比較を行った際に、ダイナミックルーティングを利用するメリットは次のうちどれですか?

  1. 障害発生時にコンバージェンスするのが速い
  2. ネットワークデバイスにかかる負荷が小さくなる
  3. 負荷分散を利用することができる
  4. ネットワーク管理が複雑になる
問題1の解答と解説を表示

解答)A

まず、ルータの基本的な動作から説明していきます。ルータは基本的に直接接続しているネットワークのみしか認識できず、そこしかルーティングテーブルに登録してくれません。ルータはルーティングテーブルに登録されている情報をもとに通信の転送を行い、ルーティングテーブルに登録されていない宛先への通信は破棄するという仕組みになっているので、この状態ではルータに直接接続しているネットワークあての通信しか転送してくれません。
そこで、ルーティングテーブルに通信を転送する宛先のネットワークとそこに到達するための次の転送先(ネクストホップ)を記載することで、直接接続していないネットワークへの通信も転送してくれるようになります!
ここで、ルーティングテーブルに経路情報を登録する方法としてダイナミックルーティングとスタティックルーティングの2種類が存在しています。
スタティックルーティングは管理者が1つ1つコマンドを入力して宛先ネットワークと対応するネクストホップを登録します。登録する経路情報が多いネットワーク構成の場合、登録や管理が非常に複雑になってしまいますが、転送先の決定に関する優先度が高いという特徴があります。また、ルータにかかる負荷を抑えることが出来るというメリットもあります。
ダイナミックルーティングは、ルーティングプロトコルという決まりを使用し、ルータ同士で通信を送り合い、経路情報の交換をさせることで自動的にルーティングテーブルに経路情報とネクストホップを登録させるといった方法です。登録するネットワークが多いようなネットワーク構成でも、管理者はルータでルーティングプロトコルを動作させるだけで良いので、管理者の手間が軽減されるといった特徴があります。ですがその分、ルータでは経路情報を交換し合う処理や、経路情報の計算を行う処理が増えるので、ルータへの負荷が高くなってしまいます。また、ネットワーク内で障害が発生するなどして経路の変更が必要になったときに、スタティックルーティングでは管理者が手動で切り替えを行わなければならないのに対して、ダイナミックルーティングでは新しい経路を自動で登録してくれるといったメリットもあります。

問題2

アドミニストレーティブディスタンスは何を表していますか。

  1. 2つの隣接するルータ間のリンクのコスト
  2. 他の機器から通知されたネットワークに到達するためのコスト
  3. 管理上設定されているネットワークに到達するためのコスト
  4. ルーティングにおける信頼性の尺度
問題2の解答と解説を表示

解答)D

先ほどの問題で、ルーティングテーブルに経路を登録する方法としてスタティックルーティングとダイナミックルーティングの2種類があるといった説明を行いました。今回の問題では、ダイナミックルーティングを使用する際のルーティングプロトコルについて説明します。ルーティングプロトコルはルーティングテーブルを作成するために使用する通信などの決まりのことで、経路情報を登録したいルータ同士で同じプロトコルを動作させている必要があります。また、ルーティングプロトコルにも複数の種類があり、CCNAに出題される代表的なもので「RIP」「OSPF」「EIGRP」の3つが存在します。これらのルーティングプロトコルには、経路の登録方法や経路の計算方法など様々な違いがあり、同時に複数のプロトコルを動作させたときに優先されるプロトコルの順序が決まっています。ルーティングプロトコル間で、優先度を決めるために使用される値が「アドミニストレーティブディスタンス」と呼び、その値が小さいルーティングプロトコルの方が優先度が高い(より信頼性の高い経路情報)とされています。

問題3

OSPFルーティングプロトコルのデフォルトのアドミニストレーティブディスタンスは何ですか。

  1. 90
  2. 100
  3. 110
  4. 120
  5. 130
  6. 170
問題3の解答と解説を表示

解答)C

アドミニストレーティブディスタンスはルーティングプロトコルの優先度(信頼性)を表す数値でした。数値が小さいほど優先度が高いということになっています。アドミニストレーティブディスタンスはコマンドで設定することが出来ますが、CCNAの試験でよく出題される内容としては、アドミニストレーティブディスタンスのデフォルトの値です。代表的なルーティングプロトコルやスタティックルーティングのデフォルトのアドミニストレーティブディスタンスは下の図のようになっています。しっかりと覚えておきましょう!

ルーティングプロトコル アドミニストレーティブディスタンス
直接接続 0
スタティックルーティング 1
EIGRP 90
OSPF 110
RIP 120

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