【CCNA・CCNP試験対策】ネットワークの基礎から学んでいこう!【STP解説編】Part 2.5


【CCNA・CCNP試験対策】ネットワークの基礎から学んでいこう!【STP解説編】Part 2.5

CCNA,CCNPの勉強をしている方に向けて、今回も解説編ということで引き続きSTP(スパニングツリープロトコル)の解説をしていこうと思います。今回はパート2.5となっていますが、前回のポートの役割選出のおまけみたいな感じで、ルートポートの選出のパターンを3パターン紹介しようと思います。今回紹介する3パターンをしっかりと覚えておけば、STPのポートの選出系の問題で迷うことは無くなるのではないかと思います。

【目次】

  1. ルートポートの選出方法おさらい
  2. トポロジー毎のルートポートの選出
  3. まとめ

ルートポートの選出方法おさらい

まずは、ルートポートの選出方法のおさらいです。
スイッチ同士は、BPDUという通信を送信し合い、ブリッジIDを比較して最も値の小さいスイッチがルートブリッジとなります。その後、ルートブリッジ以外の各スイッチで、ルートブリッジからの距離が最も近い(パスコストが最も低い)ポートがルートポートに選出されます。もし、パスコストが同じ場合には、送信元ブリッジIDの数値を比較して低い値のポートがルートポートとして選出されます。パスコストもブリッジIDも同じ場合には、送信元のポートIDを比較して低い値のポートがルートポートに選出されます。

トポロジー毎のルートポートの選出

ここからは具体的にトポロジー図を付けて説明していきます。パターンとしては、スイッチ3台を三角形に接続したパターン、スイッチ4台を四角形に接続したパターン、スイッチ2台でケーブルを複数接続したパターンの3種類です。

パターン1(三角形のトポロジー)

まずは、前回の説明と同じ三角形のトポロジーです。

この場合は、パスコストだけでルートポートが選出されました。

パターン2(四角形のトポロジー)

次に、スイッチを4台、四角形に接続したトポロジーです。

このトポロジーでは、Switch Dのルートポートを選出する際に、Fa0/1もFa0/2もどちらもパスコストが同じになっています。ですので、それぞれのポートの送信元スイッチのブリッジIDを比較します。今回の図では、ブリッジプライオリティが同じですのでMACアドレスを比較しています。

パターン3(スイッチ同士を複数のケーブルで接続)

次に、スイッチが2台で複数のケーブルで接続しているトポロジーです。

このトポロジーでは、Switch Bのルートポートを選出する際に、Fa0/1、Fa0/2のどちらもルートブリッジまでのパスコストが同じになります。また、送信元のブリッジIDも同じになります。この場合は、送信元ポートのポートIDという値を比較します。ポートIDはポートプライオリティ.ポート番号で表されます。ポートプライオリティはデフォルトでは128になっており、コマンドで設定可能なものとなっています。

まとめ

今回の記事では、STPでのルートポートの選出のパターンについて書いてきました。
今回のポイントをまとめました。

  1. 基本的にはルートブリッジまでのパスコストを比較して、最も小さいポートがルートポートに選出される。
  2. パスコストが同じポートが複数ある場合には、送信元ブリッジIDを比較して、小さいポートがルートポートに選出される。
  3. パスコスト、送信元ブリッジIDも同じポートが複数ある場合には、送信元ポートのポートIDを比較して、ポートIDが小さいポートをルートポートに選出される。
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