【CCNA試験対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【計算問題編】Part 1
CCNAの勉強をしている方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
今回はIPアドレスやサブネットマスクなどの計算問題をまとめて出題していこうと思います。
実際の試験ではそこまで多くは出題されないようですが、計算のやり方が曖昧だと、それだけで解くのに時間がかかってしまったりするので、確実に計算法をマスターしておきましょう!
問題1
ルータのイーサネットポートに172.16.112.1/20のIPアドレスが割り当てられているとき、このサブネット内に接続することができる最大のホスト数はいくつですか。
- 2046
- 2048
- 4094
- 4096
- 8190
問題1の解答と解説を表示
解答)C
解説)サブネットマスクに/20が指定されているため、ホスト部の桁数は32-20から12桁となり、その桁数で表現できるアドレスの数は2の12乗なので、このサブネット内には4096個のIPアドレスがあることがわかります。ホストに割り当てることができるアドレスは、これからネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの2つを除いた4094個になります。
問題2
/ 30サブネットマスクでサブネット化されたクラスCのIPアドレスが与えられた場合、各サブネットで有効なホストIPアドレスの数はいくつになりますか。
- 1
- 2
- 4
- 8
- 252
- 254
問題2の解答と解説を表示
解答)
解説)今回は分割数を利用した考え方で解いてみます。
クラスCのアドレスを/30のサブネットマスクを指定してサブネット化したとき、本来のクラスCのサブネットマスクから増えた分のネットワーク部の桁数は、30-24=6、その分作成することが出来るサブネットの数は2の6乗=64になり、ネットワークを64分割しています。クラスCに存在するIPアドレスは、第4オクテットが0~255までの256個になるので64分割すると、1つのサブネット当たり、4つのIPアドレスが存在することになります。その中で、最小のアドレスと最大のアドレスはそれぞれネットワークアドレス、ブロードキャストアドレスとして予約済みなため、有効なホストIPアドレスは4-2=2となり、2つになります。
問題3
次のIPアドレスのうち、どれがマスク255.255.255.224によってサブネット化されたサブネット内の最大の有効なホストですか。
- 192.168.2.63
- 192.168.2.62
- 192.168.2.61
- 192.168.2.60
- 192.168.2.32
問題3の解答と解説を表示
解答)
解説)クラスCのネットワークを255.255.255.224(/27)でサブネット化すると、本来のクラスCのサブネットマスクから増えた分のネットワーク部の桁数は、27-24=3、その分作成することが出来るサブネットの数は2の3乗=8になり、ネットワークを8分割します。選択肢のA ~ Eまではどれも192.168.2.32 ~ 192.168.2.63までのサブネット内のアドレスになります。このサブネットのネットワークアドレスは192.168.2.32、ブロードキャストアドレスは192.168.2.63になります。よって、このサブネット内でホストに有効な最大のIPアドレスは、ブロードキャストアドレスから1小さくした192.168.2.62になります。
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