基本情報技術者試験 平成30年春 午前問7 解説
基本情報技術者試験午前の解説をしていきます。
表探索におけるハッシュ法の特徴はどれか。
ア 2分木を用いる方法の一種である。
イ 格納場所の衝突が発生しない方法である。
ウ キーの関数値によって格納場所を決める。
エ 探索に要する時間は表全体の大きさにほぼ比例する。
解答:ウ
解説:
ハッシュ法の特徴は、
1.データ検索アルゴリズムの一つ
2.ハッシュ関数を用いてデータを変換したハッシュ値によって格納アドレスを決める。
3.該当データを指定すれば1回の比較で探索することができる。
4.算出したハッシュ値が同じになるデータが存在する場合(衝突)も想定される。
5.ハッシュ値が重複する場合の処理方法としてオープンアドレス法や、線形リストとして管理する方法がある。
特徴の2つ目が選択肢ウに相当するため、正解はウです。
ちなみにイは、特徴の4つ目と異なり、エは特徴の3つ目と異なるため不正解です。