【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【NAT編】Part 1
CCNAの勉強をしている方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
今回はNATに関する問題を出題します。
NATはインターネットに接続するために必須の技術であり、試験にもよく出題されます!
問題1
1つの内部アドレスを固定された1つの外部アドレスに変換するためにはどのNATタイプを使用しますか。
- ダイナミックNAT
- NATオーバーロード
- スタティックNAT
- NAPT
問題1の解答と解説を表示
解答)C
解説)NATは、LAN内のPCがインターネットなどのWANに通信を送る際に、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスへと変換する技術のことです。NATにはスタティックNAT、ダイナミックNAT、NAPT(NATオーバーロード)の3つの種類があります。この中で1つの内部アドレスを1つの外部アドレスに割り当てるときは、スタティックNATを使用してNATの設定を行います。
<間違い選択肢>
- ダイナミックNATは指定した範囲に入っているプライベートIPアドレスをプール内のグローバルIPアドレスに変換します。そのため変換されるアドレスは固定にはなりません。
- NATオーバーロードはプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する際に、ポート番号を使用することによって複数のプライベートIPアドレスを同じグローバルIPアドレスに変換することができる技術です。D.のNAPTも同じです。
問題2
どの技術を使用すれば、多数のプライベートIPアドレスをより少ないパブリックIPアドレス数で表すことができますか?
- PAT
- NTP
- RFC1631
- RFC1918
問題2の解答と解説を表示
解答)A
解説)プライベートIPアドレスをパブリックIPアドレス(グローバルIPアドレス)に変換する技術として、NATを利用します。前の設問の解説でも書いていましたが、NATには、スタティックNAT、ダイナミックNAT、NAPT(PAT、NATオーバーロード)の3種類があります。この中で、NAPTの特徴として、複数のプライベートIPアドレスを1つのグローバルIPアドレスに変換できるというものがあるので、少ないパブリックアドレスで複数のプライベートアドレスを変換することができるのはNAPTです。NAPTはPATやNATオーバーロードとも呼ばれます。
問題3
NATの設定では、「Inside Global」アドレスは何を表していますか?
- 内部サブネット化されたアドレスのすべての集約されたアドレス
- 内部ホストがインターネットに接続するために使用するルータのMACアドレス
- 内部ネットワークのホストに割り当てられたグローバルに一意のプライベートIPアドレス
- 内部ホストが外部ネットワークへ接続するために使用するルータのIPアドレス
問題3の解答と解説を表示
解答)D
解説)NATで使う用語として「内部ローカル」「内部グローバル」「外部ローカル」「外部グローバル」の4つの種類のアドレスがあります。「内部ローカル」はLAN内のホストに設定されているプライベートIPアドレスを、「内部グローバル」はLAN内の外部と接続するルータに設定されているグローバルIPアドレスを指します。NATはこの内部ローカルアドレスを内部グローバルアドレスに変換しています。
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