【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【スイッチ編】part 1
CCNAの勉強をしている方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
今回からはスイッチに関する応用的な問題を出題しています。今回はVLANをメインにしています。
VLANはよく使われる技術ですので、しっかりと理解しておきましょう!
問題1
あるスイッチには48のポートと4つのVLANがあります。このスイッチ上に存在するコリジョンドメインとブロードキャストドメインの数はいくつですか。(衝突、ブロードキャストの順です)
- 4,48
- 48,4
- 1,48
- 48,1
- 4,1
- 1,4
問題1の解答と解説を表示
解答)B
解説)まず、スイッチはポートごとに個別のコリジョンドメインを持ちます。そのため、このスイッチでは48個のコリジョンドメインが存在します。VLANとは、スイッチの物理的な接続とは別に仮想的にブロードキャストドメインを分割することができる技術です。VLANは別個のブロードキャストドメインを持ちます。そのため、このスイッチでは、4つのブロードキャストドメインが存在します。
問題2
接続されたトランクポートでは、VLANトラフィックにタグを付けるためにどの方法を使用しますか.。
- IEEE 802.1w
- IEEE 802.1D
- IEEE 802.1Q
- IEEE 802.1p
問題2の解答と解説を表示
解答)C
解説)スイッチのポートにはアクセスポートとトランクポートの2種類の役割があります。アクセスポートは特定のVLANの通信のみを送受信するポートです。トランクポートは複数のVLANの通信を送受信することができるポートです。トランクポートでは複数のVLANの通信を1つのリンクで共有するため、フレームにタグと呼ばれるVLAN識別情報をつけます。タグ付けをするプロトコルにはIEEE 802.1QとISLの2種類があり、標準化されたものがIEEE 802.1Qです。
<間違い選択肢>
- IEEE 802.1wはラピッドスパニングツリーでの通信プロトコルに関する規格です。
- IEEE 802.1Dはスパニングツリーでの通信プロトコルに関する規格です。
- IEEE 802.1pはパケット優先順位制御(QoS)に関する規格です。
問題3
ホストAからルータRT-Aを介してSW-Aまでコネクションを確立するには、何を設定する必要がありますか?
- RT-AでVLAN1の設定をする
- SW-AでIPルーティングの設定をする
- SW-Aにデフォルトゲートウェイの設定をする
- SW-AとRT-Aをクロスケーブルで接続する
問題3の解答と解説を表示
解答)C
解説)スイッチがルータの異なるインターフェイスに接続されたネットワークなど、直接接続されていないネットワークに到達するには、デフォルトゲートウェイを接続ルータのIPアドレスに設定する必要があります。
問題4
ネイティブVLANトラフィックについて正しい記述はどれですか。
- Cisco Discovery Protocolトラフィックは、デフォルトではネイティブVLAN上を移動します。
- ネイティブVLAN上のトラフィックには、デフォルトでは1のタグが付けられます
- コントロールプレーンのトラフィックは、ネイティブVLANでブロックされます。
- ネイティブVLANは通常、セキュリティ上の理由で無効になります
問題4の解答と解説を表示
解答)A
解説)ネイティブVLANは、IEEE 802.1Qのトランクリンクにおいて、タグを付加せずに転送することができるVLANです。デフォルトで有効になっており、VLAN1が設定されています。CDPやUDPなどの制御トラフィックがこのネイティブVLANを利用して通信します。
新課程対応のCCNA対策講座 連載リンク
ネットワーク学習の登竜門・・
ゼロからのCCNA独学講座