【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ1~4復習編】part2
CCNAの勉強をしている方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
今回もレイヤ1からレイヤ4までの復習問題ということで、基礎的な問題をいくつか出しています。
次回からはアクセスリストなどの具体的なルータの設定に関する問題を出題していこうと思います。
問題1
下の図のような構成のネットワークが存在します。ホストAにデフォルトゲートウェイを割り当てるとき、どのアドレスを使用しますか。
- 192.168.1.1
- 192.168.1.65
- 192.168.1.66
- 192.168.1.129
- 10.1.1.1
- 10.1.1.2
問題1の解答と解説を表示
解答)B
解説)デフォルトゲートウェイは、ホストが所属するLANなどの内部ネットワークからインターネットなどの異なるネットワークに通信を行う際に設定を行います。デフォルトゲートウェイとして設定するアドレスは、ホストの所属するLAN内の外部にも接続しているルータのインターフェイスのIPアドレスを設定します。よって、この図の場合は、192.168.1.65が正しい設定になります。
問題2
ブロードキャストストームが発生しているネットワークの問題を解決するには、次のどの2つの機器が役立ちますか。(2つ選択)
- ブリッジ
- ルータ
- ハブ
- レイヤ3スイッチ
- アクセスポイント
問題2の解答と解説を表示
解答)B、D
解説)ルータとレイヤ3スイッチはネットワークを分割することができる機器であり、ネットワークを越えてブロードキャスト通信を伝播しないため、ブロードキャストストームを防ぐための最良の方法になります。
- ブリッジはレイヤ2機器であるため、ネットワークを分割することができません。
- ハブはレイヤ1機器であるため、ネットワークの分割、コリジョンドメインの分割もできません。
- アクセスポイントは無線LANの端末が有線ネットワークへ接続するためのレイヤ2機器であり、ブロードキャストストームの解消はできません。
問題3
/ 30サブネットマスクでサブネット化されたクラスCのIPアドレスが与えられた場合、各サブネットで有効なホストIPアドレスの数はいくつになりますか。
- 1
- 2
- 4
- 8
- 252
- 254
問題3の解答と解説を表示
解答)B
解説)クラスCのアドレスを/30のサブネットマスクを指定してサブネット化したとき、30-24=6、26=64になり、ネットワークを64分割しています。クラスCに存在するIPアドレスは、第4オクテットが0~255までの256個になるので64分割すると、1つのサブネット当たり、4つのIPアドレスが存在することになります。その中で、最小のアドレスと最大のアドレスはそれぞれネットワークアドレス、ブロードキャストアドレスとして予約済みなため、有効なホストIPアドレスは4-2=2となり、2つになります。
問題4
リージョナルオフィスネットワーク10.89.0.0/20と企業ネットワーク間のルーティングを設定する最も簡単な方法は何ですか?
- router1(config)#ip route 10.89.0.0 255.255.240.0 10.89.16.2
- router2(config)#ip route 10.89.3.0 255.255.0.0 10.89.16.2
- router1(config)#ip route 10.89.0.0 255.255.240.0 10.89.16.1
- router2(config)#ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 10.89.16.1
問題3の解答と解説を表示
解答)D
解説)この構成図を見ると、R2の右側はスタブネットワーク(ルータの先にパソコンしかせて属されていない構成)になっていることがわかります。なので、10.89.0.0のホストが通信を行う時には、必ずR2へ送られ、さらにR2からはR1に送られるようになることが決まっています。なので、デフォルトルートを設定することで、ルーティングの設定が1つだけで全ての通信を転送することができます。
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