【CCNA対策問題】ネットワークの基礎から学んでいこう!【レイヤ1~4復習編】part1
CCNAの勉強をしている方へ向けて、試験範囲の対策問題を作成してみました。
今回はレイヤ1からレイヤ4までの復習問題ということで、基礎的な問題をいくつか出しています。
今回と次回の2回は復習編にしようと思っているので、基礎をしっかりと復習しましょう!
問題1
システム間でファイルを転送するために、コネクション型のサービスを使用するプロトコルはどれですか。
- TFTP
- DNS
- FTP
- SNMP
- RIP
問題1の解答と解説を表示
解答)C
解説)ファイル転送に使うプロトコルには、代表的なものにFTPとTFTPの2つがあります。この2つの違いは、TCPとUDPのどちらを利用するかという点です。FTPはコネクション型(通信の信頼性が保証される)のプロトコルであり、TCPを利用します。
≪間違い選択肢≫
- TFTPもファイル転送に使われるプロトコルですが、こちらはコネクションレス型のプロトコルであり、UDPを利用します。
- DNSはインターネット上のホスト名やドメイン名と、そのIPアドレスとの対応付けを管理する際に利用されるプロトコルです。UDPを利用しています。
- SNMPはネットワークデバイスを監視、制御するためのプロトコルです。UDPを利用しています。
- RIPはルータが自動で経路情報を学習する(ルーティングテーブルを作成する)ために使用するルーティングプロトコルの1つです。UDPを利用しています。
問題2
イーサネットネットワーク上のホストは、フレームを作成する際に、宛先アドレスを持たない場合、何をしますか。
- フレームを破棄する
- レイヤ3ブロードキャストメッセージを送信する
- アドレスを要求するメッセージをルータに送信する
- 宛先IPアドレスへARP要求を送信する。
問題2の解答と解説を表示
解答)D
解説)イーサネットではMACアドレスを利用して宛先を指定しています。宛先のMACアドレスが不明な場合は、ARPを利用して宛先のMACアドレスを得る必要があります。ARPには、ARP要求とARP応答の2つがあり、ARP要求→ARP応答の順にやりとりが行われます。
≪間違い選択肢≫
- ARPによってMACアドレスを取得することができるので、フレームは破棄されません。
- ARP要求の送信する際には宛先のIPアドレスは分かっているので、レイヤ3のブロードキャスト通信は行いません。
- 異なるネットワークとの通信ではARP要求をルータに対して送信しますが、同じネットワーク内では端末全てに送信するため、適切とは言えません。
問題3
スイッチとPCが下の図のように接続されています。スイッチは表示されたMACアドレステーブルを持っており、下のようなフレームを受信しました。このフレームを受信したときにスイッチは次のどの操作を実行しますか? (2つ選択してください)
- MACアドレス0000.00aa.aaaaをMACアドレステーブルに追加する
- MACアドレス0000.00dd.ddddをMACアドレステーブルに追加する
- フレームはfa0/3ポートのみに送信される
- フレームはfa0/1、fa0/2、fa0/3に送信される
- フレームは全てのアクティブなポートから送信される
問題3の解答と解説を表示
解答)A、D
解説)スイッチはフレームを受信した時、そのフレームの送信元MACアドレスが自身のMACアドレステーブルに存在しない場合、そのMACアドレスをMACアドレステーブルに追加します。フレームを転送する際には、自身のMACアドレステーブルとフレームの宛先MACアドレスを比較して、MACアドレステーブルに記載があればそのポートから、無ければ受信したポート以外の全てのポートへとフレームを送信します。この問題では、送信元である0000.00aa.aaaaはMACアドレステーブルに無いので、そのアドレスをテーブルに追加します。宛先MACアドレスの0000.00dd.ddddもテーブルに無いので受信したfa0/0ポート以外の全てのポートからフレームを送信します。
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